剣の魔法
魔法を扱える者は当然のように剣を所持している。しかし、そうでない者でも子どもは木刀を大人は護身用に本物の剣を持っている。魔法学院に入学した者は魔法を使えようが使えまいが魔法の本物の剣を持つことが出来る。
ソフィアは、魔法こそ使えないが運動神経抜群で剣の達人でもあるので魔法を使わなければビクトリアは押され気味だ。
と言うことで、ビクトリアは剣を持つ手に力を込め魔法を発動させる。もう少しでソフィアの木刀が燃えるところだったが驚いたことと持ち前の反射神経で燃やさずに済みその勢いのまま向かって来た火も躱した。
ソフィア「もーう!」
ビクトリア「ごめん、ごめん」
拗ねたソフィアは、地面に座り込んでしまった。今日は、もう稽古は終わりのようだ。ビクトリアは、息を吐いてソフィアの隣に座る。
ビクトリア「もうすぐ試験だね。」
ソフィア「そうだね。」
ビクトリア「…不安?」
ソフィア「…まぁ!私は試しだし、トリちゃんは、絶対に合格するよ!」
ビクトリア「ソフィー…。」
ソフィア「まぁ、お互い頑張ろう!」
ビクトリア「…そうだね!」
いよいよ馬車に乗って1日半かけて「ラックス魔法学院」に行き2人は入学試験を受ける。