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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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実技、槍山!

  1年生は、テスト最後の実践をするために先輩が「裏山」と言っていた場所に集合していた。そして、全員、上を向いて呆然とした。1年生の前には槍山があり、その頂上に3年生のトーナメントで使われるらしいカップがあった。

  ウィリアム校長「お分かりのとおりカップを最初に手にした者の勝利だ」

ルーカス「いやいや!汗」

ルーカスは、そう言ったがさっそく飛翔魔法を使える者が挑戦したが槍山から槍が伸びてその子を突き刺そうとして来たのでその子は半ば地面に落ちながら慌てて地面に戻って来た。ビクトリアが隣のソフィアを見ると顎に手を当てて「なるほど」と様子を見ていた。しかし、ビクトリアが解決してくれたと思っていたソフィアは実は、この仕掛けを知っていた。ソフィアが動きそうも無かったのでビクトリアが剣を鞘から抜いて火魔法を出そうとするとソフィアに肩を掴まれて止められた。そうして、ソフィアはアリス様を見てアリス様と目が合うと悪戯に笑ってみんなの前に出た。

  ルーカス「ソフィアちゃん?」

ソフィア「アリス様~」

アリス「あん?」

ソフィア「私に負けていいんですか~?」

アリス「はぁ⁉︎」

ビクトリア「えっ⁉︎汗」

ソフィアのおちょくりにアリス様も前に出た。最早、ソフィアの計画通りにアリス様が動いてしまった。そうしてソフィアは、後ろからの槍攻撃をかわしながら少しずつ進んでいった。そんなソフィアを追いかけながらアリス様も進み始めた。

ソフィア「アリス様~」

アリス「ふざけんな!」

ソフィア「[普通]に負けていいんですか~?」

ソフィアが自身とビクトリアが気にしている事で、アリス様が最も嫌な言葉をアリス様の耳に囁くとアリス様は、思いっきり国行を振った。すると槍山が凍りつき槍山から槍が伸びることが出来なくなった。計画通りのソフィアはそのまま氷を軽々つたって頂上に登ってカップを手にした。「あー!お前―‼︎」と憤慨しながら槍山を登ったのでアリス様は2位となれた。

  ソフィアは、この槍山が飛翔魔法で飛んだ者に攻撃をし、火魔法で槍山を燃やせば山が崩れて魔法使いに襲い掛かりカップは灰に埋もれて探すのが困難になってしまうことに、飛翔魔法を使える者が挑戦して槍に突き刺されそうになった時に「本で読んだな。」と気づいたのだった。


  期末テストの1年生の結果は、入学試験とほぼ同じだった。残念ながらアリス様はソフィアに負けて2位だったので[普通]のソフィアが1位となり、「富国強兵」についての自分の意見で躓いていたビクトリアはその次の問題を書けず、槍山でもソフィアに圧倒されて出遅れたので3位だった。ちなみに、オリビアは五十位と平均だった。そして、相変わらずナンシーが圧倒的な1位だったが、アリス様のおかげで特に気にすることもせず夏休みに入る事ができた。

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