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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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お世話しないと

 二月。6年生は、卒業確定試験の勉強をしている。しかし、ここ数日、雪が収まらず寒い日が続いていた。


  ビクトリアが腕をさすりながら図書室から出ると前を落ち込みながら歩くオリビアがいた。

  ビクトリア「勉強、大変?」

オリビア「あー、ビクトリアちゃん。」

ビクトリア「と言うかソフィーは?」

オリビア「うん。

     …今は、勉強のことなんかよりソフィーちゃんのことが心配で。」

ビクトリア「えっ」

オリビアの話では、ソフィアは体調を崩して寝込んでしまったようだった。熱はないようだが食欲がなくしばらくの間、寝ていることにしたらしい。オリビアの話を聞いて、ビクトリアは喧騒を変えてソフィアのもとに行ってしまった。

  ビクトリアがソフィアとオリビアの部屋に入るとソフィアがベッドで寝ていた。息遣いが荒くないことに安堵しながら念のためおでこに触れてみても熱はないようだった。そのままビクトリアはソフィアの頭を撫でた。

ビクトリアは、いったんソフィアとオリビアの部屋を出て食堂に行き今日の昼と夜の献立を確認しに来た。

  ルーカス「今日の昼は、フィッシュ&チップスで夜は、ステーキだよ♪」

献立表の前に行くとビクトリアが確認する前に、もう昼のお盆を持ったルーカスが教えてくれた。ビクトリアがお礼を言うとルーカスはフィッシュ&チップスを取りに行ってしまった。今日の料理も素晴らしく元気な時のソフィアならステーキを喜ぶだろうが寝込んで食欲が無い人にその献立は重い。ビクトリアは、厨房に行って調理員さんにお願いして台所を貸してもらった。


  ビクトリアがまずは、昼の野菜スムージーとすりりんごを持ってソフィアとオリビアの部屋に再び行くとソフィアはまだ寝ていた。ビクトリアは、トレーをベッド脇の棚に置くとソフィアの身体を優しくゆすった。

  ソフィア「ん…トリちゃん?」

ビクトリア「オリビアから聞いた。

      どう?」

ソフィア「うん…ちょっと気持ち悪くて。」

ビクトリア「そっか。

      起き上がれる?」

ソフィア「ん?」

ビクトリア「ちょっとは食べよう。」

ソフィア「…分かった。」

ソフィアが起こすのを手伝い、ビクトリアは、ソフィアにすりりんごを食べさせ野菜スムージーを飲ませた。量は控えめにしといたがソフィアはなんとか野菜スムージーとすりりんごを完食したのでビクトリアはソフィアの頭を撫でてあげた。

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