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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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常夏の

一月と寒い時期なのにラックス魔法学院の6年生は、常夏の海に来ていた。毎年恒例の二泊三日での6年生だけの修学旅行なのだ。生徒だけということでルーカスを始め男どもが先生の目がないことをいいことに大騒ぎし過ぎて女子たちから冷ややかな目で見られた。ちなみに、三日間お世話になる大きな屋敷は、クレア公爵家の別荘らしくアリスは早々に自分の部屋に行って籠ってしまった。

  ソフィアは、同級生に強引に水着を着させられて海岸に連れて来られてしまい、海をボート眺めている。

  ビクトリア「ソフィー」

ソフィアが目だけ動かして見れば上半身にシャツを着たビクトリアが立っていた。

ソフィア「はぁー…いやだなぁ。」

ビクトリア「何でよ?笑」

ソフィアが「光魔法」を使えるようになってからもビクトリアを始め、みんな変わらずに接してくれていたのでソフィアも変わらず素直に感情を出している。

ソフィア「私は、海より川派なのー

     それに、この時期なら、わざわざ常夏のここに来るより、雪山に行ってみんなで雪遊びしたいよー」

ビクトリア「雪合戦とか?笑」

ソフィア「そーう。

     そもそも、この時期に修学旅行とかさぁ。」

ビクトリア「その文句は、ラックスに言ってくださーい笑」

ソフィア「はーい。」

ビクトリア「ふふふ

      泳ごうよ」

ソフィア「だーからー」

ビクトリア「な〜に?私に負けるのが怖いの?笑」

ソフィア「…拗ねないでよね。」

ビクトリア「はいはい笑」

ソフィアは立ち上がって、ソフィアとビクトリアは、ストレッチを始めた。

そんな2人の様子をオリビアとパウラ伯爵令嬢が見ていた。

  パウラ「あの姿を見たら、後輩たちが歓喜しちゃうね〜」

オリビア「そうだね笑」

スタイル抜群で可愛く美人な2人の様子に、他の同級生たちの注目が集まる。ビクトリアも上のシャツを脱いで水着姿になって、2人は海に向かって走り出して水泳レースをした。いい勝負だったが砂浜に一足先に着いたのは毎年、地元の川で泳ぎまくっている野生児であるソフィアだった。名勝負をした2人に同級生たちはあたたかく迎えてくれた。そんな2人をたまたまこの場所にやって来たおじさんが眺めていた。


  修学旅行は、海でアランとシャーロットがみんなと離れた場所でイチャイチャし、夜にはアリスが作った大盛りかき氷で早食い競争が行われてみんな頭を痛めたがオリビアが無双して勝ってしまったり、アランとルーカスが水泳勝負やそれぞれアーサーとセバスチャンと組んで行ったビーチバレーで引き分けになったり、ルーカスのことをソフィアが初めて女子の大半が砂に埋めたり、夜の満天の星を眺めたりして結局、全員で3日間、楽しんでしまった。

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