溜まり場
ソフィアとビクトリアらの最後の夏休み。
ソフィアは、相変わらず図書室にいて、卒論の執筆と魔法省のための勉強をしていたが、卒論のこともあるので、「貴族」としての勉強の合間にアリスやオリビアに、アランなども来て、たまに図書室は6年生の溜まり場と化していた。
アリス「ソフィア」
ソフィア「アリスちゃんお疲れ様」
アリス「卒論の進みはどうだ?」
ソフィア「修正の繰り返しで…」
アリス「だよなぁ。」
オリビア「私なんかまだ半分も書けていないよー汗」
アリス「オリビア」
ソフィア「いらっしゃい笑」
オリビア「十二月までに書き終わるか不安だよー…」
ソフィア「そうだね汗」
アリス「三月には卒業確定試験もあるしね。」
オリビア「六十五点以上…」
アラン「ソフィーちゃん、ルーカスに教えてあげてよ笑」
アリス「アランも来たのか。」
アラン「お邪魔だったかな〜?笑」
アリス「ウザッ。」
アラン「アハハハ笑」
ソフィア「ルーカス君には、「自分の力で頑張って」と伝えといて笑」
アラン「アイツ頑張っても六十点しか取れなそう笑」
オリビア「かわいそう笑」
アリス「でも、4年先輩の世代の平均が九十点だった以降は七十か去年なんかは六十五だったらしいから…」
アラン「頑張ろう汗」
オリビア「うん汗」
6年生たちは、学生最後の特有の不安を共有しながら、たまに会っては会話に花を咲かせていた。




