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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
100/120

100話記念

修学旅行的な

少しだけ前の話。これは、「対抗戦」より前で、テスト期間前にソフィア・ビクトリア・アリス様たちが少し早い夏休みを楽しんだ時のお話。


  「ラックス魔法学院」の5年生は、夏休み前にひと足早くウィリアム校長に連れられて海に来ていた。

  ソフィアとビクトリア・アリス様たちの学年は釣りをして魚をとったり協力してカレーを作ったりと集団行動や協力して働くことを学んだ。


  そして2日目は、朝から夕方までは自由時間なのでソフィアとビクトリア・アリス様たちの学年は大いに海で遊んだ。

  アリス様「シャーロット!」

シャーロット様「…なに?」

みんなが楽しい時間だというのに相も変わらずアリス様は何かが気に入らなかったのかすでに国行を抜いてシャーロット様を剣先で指していた。面倒くさそうにシャーロット様は返事したが、もう野次馬が集まってきてしまった。犬猿の仲の2人はしばらく睨み合っていたがソフィアとビクトリア・アリス様たちの学友の1人であるアーサーが友人に剣を抜いて魔法でやり合い始めてしまい仕方なくシャーロット様もハンティングソードを抜いた。すぐさまアリス様が向かって来たので避けたが、避けるのに必死で肝心な水魔法は2人の試合?を見ている観客の方に行ってしまい逆にオリビアをびしょびしょにしてしまっていた。

アリス様「どこにやっている?笑」

シャーロット様「うるさい!汗」

尚も強く言い返すが、シャーロット様の目の前にアリス様が魔法で氷の壁を現せたのでシャーロット様は驚いてしまい氷の壁から力強く国行を振ってきたアリス様の剣を避けきれずシャーロット様は手からハンティングソードを離してしまった。

シャーロット様「あっ…」

アラン「ロッティちゃん」

ルーカス「アラン!セバスチャン!やろうぜ!」

セバスチャン「えー⁉︎汗」

アラン「…えっ⁉︎汗」

アリス様がニヤけたすぐあとに、ルーカスがアランとセバスチャン子爵子息に声をかけソフィアとビクトリア・アリス様たちの学年は剣を抜いてそれぞれ魔法でやり合い始めてしまった。ソフィアも楽しそうに同級生たちとやり合うがソフィアの剣裁きの前では同級生たちは無力だったが、ソフィアと同級生たちは笑顔だった。

アランとセバスチャン子爵子息に声をかけたルーカスは、セバスチャン子爵子息と組んで2対1でアランとやり合ったのでアランは慌ててしまった。

  アラン「おい!笑」

しかし、この3人は、魔法は使わず、それぞれレイピア・サーベル・ポールアームでチャンバラを楽しんだ。

  一方、オリビアを誘ったパウラ伯爵令嬢は、ビクトリアに勝負を挑んだ。

  ビクトリア「おっ汗」

パウラ伯爵令嬢「2対1なら勝てる!」

ビクトリア「卑怯だよー汗」

オリビア「ごめんねぇ」

とは言え、ビクトリアは、「呪文魔法」を使うパウラ伯爵令嬢が詠唱を唱える前にブロードソードで襲いかかった。すぐに、オリビアが「緑魔法」でビクトリアの身体を蔦で動かなくさせ今度はパウラ伯爵令嬢がビクトリアに襲いかかったが火魔法の火で蔦を燃やし、パウラ伯爵令嬢がビビって足を止めたところで、スパタでどうにかブロードソードを受け止めようとしたオリビアの手からスパタを離れさせ、素早くパウラ伯爵令嬢の手からタガーを離れさせて、ビクトリアが2人でやろうとしたオリビアとパウラ伯爵令嬢に勝った。

  パウラ伯爵令嬢「えー!」

オリビア「そんなー汗」

ビクトリア「ふぅ。」

  アランとルーカスは、セバスチャン子爵子息が早々に脱落していた。と言うか、組んでいたはずのルーカスが裏切って1体1になってしまいアランとルーカスの勢いにポールアームを手から落としてしまったのだった。なので、いつもやり合っている幼なじみのようなアランとルーカスの2人がいつものように力比べをしている状況だった。力ではルーカスが勝っているが剣捌きはアランの方が巧みなので2人の熱戦に魔法や剣でやり合うことに飽きて対決をしている組を観戦している同級生たちは歓声を上げた。

しかし、ルーカスの力に後退したアランがサーベルを振って雷魔法を使いルーカスはひっくり返って負けてしまった。

  ルーカス「ちょっとー!」

アラン「悪い笑」

ルーカス「じゃあ、セバスチャンも不完全燃焼だろうから、競泳で勝負しようぜ!」

アラン「良いよ!」

セバスチャン子爵子息「…えっ?」

また、セバスチャン子爵子息は巻き込まれてしまい、アラン・ルーカス・セバスチャン子爵子息は、上半身を脱いで海に入って競泳を始めたので、アランは女子たちから叫ばれてしまった。

  その頃、同級生たちがみんな相手してくれなくなってしまったソフィアは、いつもの様にアリス様が国行を振り下ろして来たので楽しそうに笑ってソフィアは余裕で交わした。2人の対戦に、いつもの事と同級生たちは飽きており、ビクトリアとオリビア以外は海で遊び始めた。

  アリス様「剣を受け止めろよ!」

ソフィア「良いですよ〜」

そう言うとソフィアは、国行を待つことなくブロードソードを国行に当てたのでアリス様は不意を突かれてしまいどうにかソフィアから距離を置いて建て直してから、笑顔で待つソフィアのブロードソードに国行を力いっぱい当てたが、ソフィアは余裕で受け止めてしまった。イラついたアリス様は、ソフィアから距離を取ると国行を振って氷魔法から雹をソフィアに攻撃するが軽々、避けたソフィアはアリス様の後ろに回り込むと子どものようにアリス様の膝を膝カックンしたので堪らずアリス様は地面に手をついてしまった。

  オリビア「あらら汗」

  悪戯が成功して楽しむ子どものように笑うソフィアだったが、急にビクトリアが剣を振り翳して来たので慌てて持ち前の運動神経で避けた。

ソフィア「わっ⁉︎汗」

オリビア「おっ。」

ビクトリアは、ソフィアに火魔法を放つがソフィアに効くわけもなく今度は、ソフィアが剣で襲いかかってきたのでビクトリアはソフィアの剣を受け止め避けるので精一杯になってしまった。つには、剣ではなくソフィアから肩をポンとされ頬をツンとされ足が絡まったところでソフィアが力いっぱい剣を自身の剣に当てられてしまい堪らず尻もちをついてしまった。

  ビクトリア「くっ…」

ソフィア「やった〜♪」

ビクトリア「…ふふ、負けたよ」

ソフィアとビクトリアの対戦が終わる頃には、5年生はほとんど海に入っていた。

  アリス様「行くぞ!」

ソフィア「えっ⁉︎汗」

  そして、ソフィアとビクトリアはアリス様から腕を掴まれ、海へ向かった。ソフィアとビクトリアそしてアリス様も服を脱いで下に着ていた水着姿になったのでソフィアは男子たちから歓声を上げられてしまった。こうして、ソフィアとビクトリアもアリス様と競泳で勝負をした。


  ラックス魔法学院の5年生たちは、その後、ソフィアとビクトリアが海で仲良く泳ぎ、アランとルーカスを中心にビーチバレーをし、オリビアがシャーロット様とパウラ伯爵令嬢に砂に埋められ、アリス様がビーチチェアで本を読んだりと各々、海で楽しんだ。

夜も男子どもは、アランとルーカスが叫びながら枕投げを楽しんだが、女子たちは、思いっきり遊んだ疲れからみな爆睡をし、中にはパウラ伯爵令嬢のように大の字で寝る者やオリビアのように布団を飛ばしている子もいたが、ソフィアは、ビクトリアに抱き着いて寝たのでビクトリアは寝苦しかった。

こうして、2泊3日の日程を楽しんだソフィア・ビクトリアとアリス様の学年は、ラックス魔法学院に戻り怒涛のテスト期間と「対抗戦」に向かって忙しい日々を過ごしていくことになる。それでも、このメンバーで過ごせた3日間は青春そのものだった。

ルーカス「楽しかった〜♪」

アラン「焼けたな〜」

パウラ伯爵令嬢「ヤダー汗」

シャーロット様「帰ったら…」

オリビア「まぁまぁ。」

ソフィア「リズちゃんたちに早く会いたいな〜」

アーサー「お土産話いっぱいだね♪」

ビクトリア「図書館の本も待ち遠しいんでしょ笑」

ソフィア「うん!笑」

セバスチャン子爵子息「ペガサスたちのお世話もしないとね〜」

オリビア「スペンサーさんは、うるさそうだね笑」

ソフィア「ねぇ!汗」

ウィリアム校長「おーい!話に夢中になって遅れているよー。」

セバスチャン子爵子息「ヤベッ⁉︎汗」

アラン「急げー!汗」

5年生のみんなは仲が良く、一度、話し始めると話に花が咲いてしまい、この時もウィリアム校長と百mも間があいてしまった。アランの声掛けで5年生たちは注意をしてすぐ歩き始めたウィリアム校長のもとに走り出した。

  アリス様「ソフィア!卒業までには、絶対に勝つからな!」

みんなと走ろうとしたソフィアの背中にアリス様が叫んだので、ソフィアは、アリス様に振り向いて口を開いてアリス様の名前を呼んだのでアリス様はソフィアに「ん?」と言った。

ソフィア「楽しかったですか?」

微笑みながら聞くソフィアに驚き、顔を背けて小さな声でアリス様は、「まぁ。」と言ったのでソフィアは満面の笑顔で「良かったです!」と言った。

ルーカス「お〜い!」

ルーカスの大声に、ソフィアとアリス様が前を見ると他の5年生が2人を待っていて、ほぼ同時にビクトリアとオリビアが、「ソフィー!」「アリスちゃ〜ん!」と呼んだので、ソフィアとアリス様は顔を見合わしてから慌ててみんなのもとに走った。

ビクトリア「楽しかったね。」

ソフィア「うん♪」

アリス様「そうだな。」

オリビア「ふふふ」

みんなに追いついたソフィアとアリス様は、珍しい?4人で並んで歩いて零すように会話を繋げた。4人の後ろでは海が静かに波打っていた。

また150話とかで閑話みたいなの書こうかしら

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