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少女黙示録  作者: 狩川藍
06『昨日の敵は今日の友と言うけれど昨日の友は今日の敵も成り立ってしまうことから本当は私達に友などいないのではないかと思う』
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『言言言はまだ聞き分けの良い敵』

003

私は顔を地面につけている。無様だ。

が、しかし大丈夫だ。

肩から流血している程度。

テレビ塔、90メートルからの落下。背中の奥底まで串刺しにされた程でもない。

だから大丈夫。それらの傷から治りきっていない身体だが大丈夫だ。問題ない。

まあこれは私の基準で、客観的に見ていないただの愚か者の発言に聞こえるかもだけど許して欲しい。

でも考えないってわけじゃない。客観的を主観で語るのならいや、私が考えても誰が考えても酷い、酷すぎるしか言葉が浮かば無い。

こんな状況下など。

でも耐えるしか耐えるしか方法がない。耐え無いと犯罪者になるしかなくなる。

よし。

と決めた。そして立ち上がる。肩を手で押さえる行為などせず、だだ当たり前の如くたつ。

そして望みは薄いが言ってみるか。

「話をしよう。それで解決させませんか?言言言も知性のある人間でしょう?できませんか?」

と呑気すぎる、ただの戯言にしか聞こえ無い言葉を吐いた。

実に愚かしい人思う。

かといって「目には目を、歯には歯を」というのは正直あまりよろしくないと考えている。さながらガンジーのnon -violence。

言言言は「鼻⭐︎塩⭐︎塩?」に聞こえたか知ら無いけどもそんな的外れなことを鸚鵡返しに言った。

「鼻⭐︎塩⭐︎塩?」…なんでここでこんなネットミームが出てくるの?っていうか言言言はこう言うのもしっているのだな。てっきりネット文化を拒絶というか隔絶された環境にいそうだったから意外も意外だ。

その言葉を聞いて後ろの程缶課長はだいぶににやけている。多分気持ち悪いくらいだろう。

だから言言言は程缶課長に向けて

「おい何にやけいる?気持ち悪い。セクハラを受けているみたいだ。訴えてやろうか?冗談だ。殺した方が早い」

クールビューティーの破壊みたいに程缶課長は喜劇の様に嘘泣きをした。

言言言は会話をしてくれるらしい。

直ぐに応戦されたら困るとこだった。困るだけか。

言言言は程缶課長にゴミをみるかのような眼差しを浴びせたのち私を愚鈍な目で見てきた。

「で、なんだっけなあ。話をしよう?はは。お前。笑わせんな。ジョークにしては面白くない。お前は自分を殺傷した相手とぺちゃくちゃお話ができるとでも思っているのか?まあ思っているからそう言ってくるのだろう?相当微温湯に浸かってるね〜。まあ。でも私も戦闘なんてしたくないのだよ?戦う前に終わらす主義。そして自分で出向いて死んでるか、生きてるかの確認。しかしねー。お前生きてるじゃん。だからわざわざこうやって出向いて対人戦。ほぼ喋ってるだけだけど。」

戦う前に終わらす主義。

自分で出向いて生死の確認………。

えっ、あれ。

該当するものがある。

「お前なんで死な無いの?テレビ塔爆破で下敷きになっただろ。あそこで死んでる予定だろ。生死の確認の際生きていたときはびっくりした。でもあそこでお陀仏。でも不思議。お前は生きてる。挨拶がてらのロケランもかわされた。それはそこのゴミが原因か。ま、おまえが 生きてることが忌々しい。さすがゴキブリの子孫は違うね」

「ゴキブリの子孫ではないです」

と一応否定しておいた。

ゴキブリの交配で生まれてきたという侮蔑の言葉がまだ引っ張られていることには気にし無いが調子に乗られると……ねぇ?

でもそんな否定も「はいはい。アニサキス」なんて言葉で流されて…。ゴキブリよりは上か?いやいやそんなこと考えてる時点で舐めれれている。

「あれ気に食わ無い?ちょっと分から無い。お前感情読み取れんから苦労するわ〜。あのいい子ちゃん演じてた時も…。過去のことでどうでもいいけど。お前の名前もどうでもいいけど。閑話休題。対人戦を避けに避けてきた私がお前だけは自分の手で殺したくなった。どれほど私が人を殺したことがあるか分かる?」

「分かりません」

分かるわけがない。言言言の真っ赤な嘘で塗りたくられた「完璧美少女優等生」な部分しか知ら無い。いや、それすらも詳しく知ら無いのだろう。だが、一つ。信じられ無いほどの人を殺してきたのは嫌と言うほど分かる。ただそれだけだが。

「少なくとも90メートルから落下して生きてた頑丈な奴はいない。ああ死ね死ね死ね死ね死ね………。」

尋常な人ではない目をしている。殺気に脳が汚染されているような。

「嗚呼。一つ頼みがあるんだ。」

頼み………?

「その頼みを聞いてくれたならここは引いてやろう」

なんだその待遇の良さは?今までの話が全てチャラじゃないか。

「なんですか?それ…」

嗚呼。見たくなかった。目の前の彼女は今日一番。そんなんじゃない彼女、言言言と出逢ってから一番良い笑みで返答した。

「君切腹しろ」

………。

「それは本末てんt……」

「じゃ、死ぬか。アニサキス」

さっきとは裏腹に冷たい目線で冷たい声で完全に私を見下した目でナイフをむけて殺しかかった。

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