『言言言のイメージ』
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問6.優しいは何故自然淘汰されなかったのか?
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ここで言言言言乃波とはどんな人物かを詳細に説明しておこうと思う。あくまで既存のイメージに基づいたものであるけど。
言言言言乃波。
才色兼備。品行方正。自他共に認める完璧少女。
学力テストでは上位10番、いいや、常にトップクラスにランクインしている頭のおかしい(褒め言葉)生徒である。
偏差値は90あるとかないとかと言うこと風の噂で聞いたのだが彼女であれば違和感はない。将来の進学先は東京大学理科三類、ハーバード大学、オックスフォード大学かなぁ?なんて思っていたのだ。
私なんかそれの半分ちょっとの偏差値なのに。46だったけなー。
四捨五入したら0,100で100差である。しなくても44差。
人間には得手不得手があると言うのだけれど勉強面では全敗である。
比べものにならないけども比べてみるか?全敗っぷりを直近のテストで。
私は国語47点、数学69点、理科44点、社会40点、英語30点の合計230点。平均値のチョイ下。平均は確か240点くらいだった気がする。
さぁ。それに対して言言言言乃波は国語97点、数学100点、理科99点、社会100点、英語98点で合計494点。263点差。私の点数の約2倍の点数。
はい。違いすぎる。遺伝子の差を感じる。
95点以上か三桁。いつも通りである。
90点台なんてとった言ないぞ。あっでも10点台なら…。
才能の不公平さ。神がいるなら性格悪い。
私が不幸すぎて、言言言は恵まれている。バランスおかしくないか。
あれ涙腺から涙が…。
と思ったけど汗だった。感情が無意識のうちに込み上げてきたのかなって思ったのだけど戯言か。
で、私の偏差値でも入学出来た高校にそんな神童みたいな存在の言言言が入学したのは言わずもがな有名な志望動機の「家から近かったから」ではない。
「友達がそこに行くから」と聞いた。
「家から近かったから」で一宮市から電車通学は可笑しい。
距離感がバッグっているとしか思えない。
一宮市なら一宮高校という結構頭がよろし〜い学校がある。
言言言両親はそっちに行ってもらいたかったと言っていたと言言言から聞いた。
でも彼女はこの高校を通した。交換条件として東京大学、東大へ行けと言われたらしい。
次元の違う話である。
これを呑んでここにきたらしい。心配な友達がいると言って。友達思いの優しいやつである。私と違って。
まあ言言言両親は結構融通が効くらしい。
私の両親は常時仕事に出ていて会う機会など少なすぎてよく分からない。
ま、まあそれは置いとこう。
彼女がこの学校に行く際に見合った学校に行ったほうがいいと皆んなに口を揃えて言ったはずだ。私も同じ中学にいたのならそれを建前だけども言ったのではないかな。学校長には最後まで、執拗に一宮高校を進めていたと聞いた。「友達ごときで人生をぼうにふるな」とかエスカレートしていったって。
それを断ってでも入学する勇気は讃えよう。
そして私でも入学できる高校で言言言は、神とか天才とか崇められている。教師も含め。
阿保何故無とか弄られている私と違って。(この通り名は不名誉にも高校に広まっている。一体誰が広めたんだ)その上顔面偏差値も高い。
相手を見ても一切偏見を抱かない私でも確実にモテてそうな完美な容姿をしている。
事実モテていると聞いた。
彼女が美しすぎて私のまぁまぁいい。普通よりは上の容姿。微妙ではあるが悪くない寧ろ美しい容姿が掠れている。(自称じゃないよ?)これを利用して風俗嬢にでもなろうとしていたものだ。
そして言言言は容姿の良さに飽き足らず、温厚な性格で誰に対してでも優しいという正に神のような存在なのだ。
こんな完璧な彼女に勝てるものなど…いや、しかし私が唯一言言言に勝てるものがあるにはあるのだが…。誇るべきではないのは知っている。
悪運が強い。これで、必然的に「生命力」が強い。
それを生かしてそれで人を助けた。いや、私の気まぐれか。そんな人を助けたいというほどの正義感も感情もない。それで助かったあの人は本当運が良かったのだろう。
私は悪いけど。だってその人は駅のホーム上から線路に突き落とされて私に助けられたけど肝心の助けた本人は電車に思っきし轢かれたもの。元も子もない。しかし、矢張り不思議だ。両手両足が残っているのは。あの時死んでも不思議じゃないのに全身の骨折と大量出血で済んだのだ。生きてたのだ。
そしてこの事件の後どっかか忘れたけど、高校だっけ?市からだっけ?どうでもいいや。表彰されたのは置いておこう。
そして事故の後私が運ばれた病院は利医紗ちゃんがいるとこだ。何かと事故の後縁がある。いやな縁だ。
利医紗ちゃんにはゴキブリ並みの生命力は優にあると褒め方が最悪な言葉で褒められた。
私もそうは思う。なんで死んでないんだ。
不気味。そうも病院内で言われていたなぁ。
「生命力」と「悪運」だけでなんとかなってきたやつだ私は。
はい。私の武勇伝のような不幸話は終わり。これくらいしか言言言には勝てない。しかも長所であり短所であるからなんとも微妙だ。
それに対して言言言は成績も良い、顔もいい、性格もいい。
一番最初に「ここで言言言とはどんな人物かを詳細に説明しておこう」と述べたが「完璧美少女優等生」という言葉で十分でありそれ以上もそれ以下もないということだ。じゃあここまでの数千文字分の説明はなんだったのだろうか。
嗚呼でも「完璧美少女優等生」の‘優等生'の代表的イメージの学級委員長ではなくて図書委員長なのだからそこはイメージに反するところだ。
だがこんなものは誤差の範疇。
「完璧美少女優等生」には変わりはないのだ。
………………。
なかった。
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