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少女黙示録  作者: 狩川藍
05『絶対に食い逃げする食い逃げ犯をどう捕まえるかを考えるよりも食券制にするという根本的解決案を出せ』
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『放何故崩無は入るらしい』

005

「いや、何故ですか?」

そう聞く。当たり前だ。拒否権を当然の様に奪ってきたのだから。そもそも入社の話など聞いていない。私が目覚めたとき電話をしていたが、もしかするとその話なのかもしれない。勝手なことをしてくれたものだ。

まぁしかし、権利がないと言われてしまったのだからこのまま押されてしまいそうだ。理由を聞いて余程のことがない限りはいい。

「何故って。崩無ちゃんみたいな世にも珍しい円死光被害者が存在するとちゅ…他国の国営共にバレてしまったなら悪逆非道な実験台にされかねないでしょうー?」

確かにそうだ。悪逆非道な実験……。腑のうらのうらまで穿り出されるのだろうか。腑が煮えくりかえりそうな案件だ。煮えくり返らないが。そんな感情はないが。

しかし、考えてみれば盲点だった。国営はあくまで日本だけだはないのだ。どれほど卑劣なことをしても許される国もあるのだ。例は出さないけど。出したら消されそうだ。程缶さんほぼいいかけだったよ。危ないなぁ。

「で、そんな奴らの傘下なんてさぁはいりたくないでしょー。だったらそいつらから中京円研社員一同で全力で保護してあげるからさー。いや、強制保護してあげるからさー。まぁそれは建前で、私たちに力を下さいと社長がいってましたー。」

本音過ぎるだろ。社長が言ってたなんてただの余計な一言だよ。

公に貴方を利用しますといっているようなものだ。いっそ清々しいとも思える。

「嗚呼。カモフラージュとして面接資料とか作るからなんか考えといてー。ほぼ無駄みたいなもんだけどねー」

もうなんか、私は入社することが確定として話が進んでいる。しかし、あれだ。

「あの…。私が円死光被害者だということで話が進んでいるのですが、本当は外部から被災地に紛れ込んだだけかもしれないという可能性は抱かないのですか?」と適当なことをいってみた。しかし、相手にとったら結構妥当な疑問なのかもしれない。

「それはないことは分かるよー。崩無ちゃんのネクタイを見ればね。名古屋市内の高校でしょー。円死光の発生時刻は7時で登校しないと間に合わない時刻だろー。制服着ている時点でいこーとしたわけでしょー?」

と、のことだった。

その読みはちゃんと的中している。

凄いと思った。

ネクタイだけで、推察したのか。と感心してネクタイに目を配る。

確かにネクタイにヒントになりそうな校章が刺繍されている。学校の校章一つ一つ覚えているのだろうか?だとしたら、凄いものだとそして、程缶さんが実は利医紗ちゃんと肩を並べるほどの人なのだろうか?課長クラスだもんなぁ。あり得なくない。

……………。

しかし、改めて私の身体を見るとなかなかなエロスティックな姿である。いや、自分の身体を見て欲情したってわけではないよ?勿論。ただ事実、上半身半々半裸である。前々前世みたいな言い方。

自分の身体を見てさっきまで感じなかった寒さを感じる。もう11月中旬なのだ。誰だってこんな季節に肌を曝したいとは思わない。

車内はエアコンが効いているが矢張り毛布が欲しいのは当たり前だ。

さて、話が逸れた要約すると程缶さんスゲェってことだ。小説なので長ったらしく言ったまでだ。

「まぁまぁ。その感じだと当たっていたのかなー。うん。そういうことにしよー。閑話休題。忘れるとこだった。私が君の名前を知らなかったばっかりに大分脱線してしまったー。というか沼に落ちたと表現すべきかなー?取り敢えず前の話に戻そうかー」

嗚呼。忘却の彼方だった。言われなかったのなら忘れていた。

「何故。蘇生装置の研究を続けているのかーだったねー。医療機関への売り込みは不可能。円死光死者の蘇生も不可。蘇生装置の最低条件は肉体が残っていることだからねー」

あれ確か

「程缶さん」

程缶さんは人差し指を左右に振りNOを示している。後部座席でも分かりやすい様に。

嗚呼。

「程缶課長」

もうこう呼んでしまったのなら中京円研の社員みたいじゃないか。

「なーにー」

心なしか少し嬉しそうである。

「程缶課長は言っていいのかなぁなんて言ってましたよね。本当にいっていいんですか?」

「そんなことー。大丈夫。大丈夫。崩無ちゃんの成り行き自体が秘密事項みたいなとこにいるから。中京円研でも数少ない人しか知ってはいけない情報だから。大丈夫。大丈夫…。多分。バレなきゃいいのさー。今言いたい雰囲気だからいうねー」

えぇー。

なんでいうの?自分に人並みの好奇心はない。そして、あったとしても忘れていたのだから今更掘り返す必要はないのに。今言いたい雰囲気は耐えられないものなのだろうか。

「えっと言うね。永遠の命の実現の為」

余りにもスラっと言うのもだから聞き流しそうになった。

えっと。永遠の命?

その言葉はとてもとても非現実的で子供の妄言のようであった。




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