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少女黙示録  作者: 狩川藍
04『他人に優しいということはそれだけ他人を見下しているということ』
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『これからどうしよう』

000

問4.信用にたる人物は何人いますか?


001

これからどうしようか。

………。

まぁそんなこと言ったってやることなんて大体決まっているようなものだ。では何故そう思ったのかと言うと思考を整理する為と言うのが妥当な判断ではないだろうか。導入、気合入れ、閑話休題、そして、のような接続詞の役割も含まれる。

比愛病先生…。ではなかったのだっけ。鬱愛利医紗、利医紗ちゃんと行動をしようかと少しは考えていたものだが、「うちと放何故ちゃんが長いこといるとまずい」的なこと(何がまずいのかはよくわからないが)を言われて、そして別れ際に直接的表現で却下された。

その断りを無視して猪突猛進するような図々しいやつではないので潔く退散した。賢明な判断であろう。

その断りを入れたことに申し訳ないのか(多分そんなことはない)代替案を提示した。いや、それは代替案なのか、適当に面白そうな提案としてなのか、は本人ではないのでよくわからないが、思い出したのかというように栄のテレビ塔を勧めてきたのだ。

その判断をしたのだから、当然私は利医紗ちゃんが去り際提案した(歩いて去ったので列島やヘリコプターで去っていく漫画、映画、アニメのような格好良さはなかった)のを呑んむしかない。そう判断した。利医紗ちゃんは天才的である。なので何か意図があると読んだ方が楽なのだろう。本当に気まぐれで適当に言う時が多々あるのでそこは侮れないが。

まぁとにかくだ。栄のテレビ塔へといくことに決めたのだ。

だから向かうのだ。桜通りを下っていくのだ。下るであっているのかはわかりませんが。

私に好奇心という心があるのかはちょっと申し上げないが、多分『二分の一』と言っているから二分の一くらいはあるだろう。だったら言われたからではなくて、単純に見たかったという理由でいいか。

テレビ塔の破壊ぐあいを。

名古屋のシンボル。名古屋民の誇り。

本当は名古屋のシンボルは名古屋城なのかもしれない。(多分もう破壊されているだろうな。まああれは城の形をしたビルとか言われていたからいいか。)

札幌市のシンボルが時計台かテレビ塔かわからないように。

でも、どっちがシンボルかどうかを気にして、はっきりさせたいタチの人間ではないから別にどうでもいいのだけれどね。

まぁそれも名古屋民は私一人だ。悲しいことに。一人だけのシンボルなのだ。出身者は生きてはいるだろうけど、今現在までの、戸籍謄本上の純粋な名古屋民は私のみだ。絶滅危惧種なのだ。絶滅危惧種がこんな変異種では滑稽にも程があるとは思うが。自分が自分を滑稽と言うのは変な話ではあるけどね。

さて、いろいろ話は逸れたが、終結点としては決まっていると言うことだ。これからどうしようはただの導入に過ぎないと言ったが本当にそれだけしかないのだ。じゃあ別に要らないと言われたらどう導入に入ればいいのかわからないのでそんなことで責めないでね?

そして、その後の目標も大体は決まっている。

名古屋脱出。

これのみだ。こんな荒野にいれば明日食う飯も今日食う飯も怪しいし、快眠だってできない。と言うか不可能に近い。

現在時刻は午前11時である。

後1時間(正確には1時間もない)で12時、正午お昼時になる。

流石に朝食にとったラーメンサラダだけで一日腹が最も思えない。今は死ぬ程に腹は減ってはいないが、若干ながらは空いていると感じる。

とは言え食べ放題で元が取れる程は空いてはいない。

元々そんなに食べないのだ。ラーメン一杯でお腹いっぱいになる人である。スープは半分くらい飲んでだけど。

それだけは食べられないにしても腹は減っているのは間違いない。

だったら名古屋脱出に重きを置き、注力した方がいいと考えるだろう。だが、私はしないことにした。

生命維持の危機に晒される。

そんなリスクを鑑みないのが理解に苦しむであろう。

排泄欲を一旦放棄して喉を潤しに行くことを優先した私であるから余計にそう感じるだろう。

前に述べた利医紗ちゃんに言われたから意図があると言うのもあるが脱出経路は未知数なのだ。そもそもどこに行けばいいのか分からないのも現状である。だからもし、テレビ塔が綺麗に残っているのであれば上から確認したいものである。

それでも代償は大きすぎる。

行かずに行き当たりばったりの方がまだマシかもしれない。

それだけのことをしようとしている。

もう今日中には心地よいベットにはありつけない。

大分過酷である。

だが、私はものともしていない。

何を今更一般人が耐えることのできないようなハードモードの人生を歩んでいるのだから別にいいだろうと心の中では思っているのだろう。

不幸が一つや二つ増えても何も変化しないのと同じであると思っているのだろう。

人によっては人生のこの上なく最大の不幸とも言えるものが一つや二つに過小評価できるのは私らしいなぁ。そう思う。

自分でも怖いくらい。

それだけ酷なものがある。

そんなんだから利医紗ちゃんの意図もあるかも分からない責任も取られない口車にのせられ(勝手にのっただけだが)向かうのだ。

まぁ取り敢えず桜通りを歩いて向かう。

あのトヨタのお膝元の県。自動車大国愛知県に似合う道幅の広い道路に人一人なのは寂しいけど。

まぁこの判断は正しいのか正しくなかったのかの判断は分からない。

正直なところ賭けである。

ギャンブル。

当然、不幸中の不幸な私にとって全くもって相性がこれほどに悪い存在はないものないのだ。

人生のギャンブルにことごとく負けを喫している私だしね。

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