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少女黙示録  作者: 狩川藍
03『自分のことは他人がよく知っている。だって世間は君を表面でしか見ていなく、それが全てだからだ』
21/43

『放何故崩無はバレたのだ』

004

これは驚いた。

驚いたもんではない。えっと。

私の核心を突いてきた。空っぽの本質を。

私の『二分の一』の隠蔽の仕方は完璧だなぁと俯瞰的に思っていたのにそれがバレた。

こんな一病院の先生に。こんなではないか。

一応いいお医者さんだ。

バレても仕方がない。

比愛病先生は一応ながらに洞察力には長けている。

精神疾患というのは嘘をついたらあんまりわかんないらしいというのを聞いたことがあるけど。(真偽は定かではないが)それもミュンヒハウゼン症候群という病気にされている。普通でなければなんでも病気にしたいらしい。普通ってなんだ?

まぁ良いや。

取り敢えず

「何故にそう思って言ったのですか?」

驚く演技をした後にそれを隠すように言う。バレたのに悪あがきをする。でも、私が隠したのなら普通の人なら気がつかない。誰も気づいたことがないのだから。でも聞かなければ。こう質問を返したのかと言うと万が一比愛病先生の回答が間違いであった時に逃げるようにだ。逃げられるとははなから思っていないが。

保険。保険をかけた。

かけなければならないのだ。

私の本質。空っぽの本質。

しかし、バレたところで何が良くないのだろうか。

私の本質を知る人物がいたのなら少しは人生楽になるのだろうか?

「ん〜。そうだなぁ。うちが洞察力に長けてるからかなぁ。最初から違和感があったけど。なんだろう。ぎこちなさかな。それがあって、今日まで色々かまかけたりしてたからね。それで放何故ちゃんさぁ。全然ボロ出さないからもううちが感じた違和感はただの勘違いかなぁと思い始めて〜。まぁこれも思い始めてから結構時間経ってるけども。でも、でも、やっとボロを、本音かな。本音を出してくれたから薄れつつある違和感が確信に変わった。って言うのは、嘘でーす。」

嘘かい。

割としっかりしている嘘だ。

長々と話しといて。今の私にとっての失言が根拠となった見たいに言うなよ。勘違いして、なんで言ったんだろうかと考え始めるところだったろうが。

「あっでも、放何故ちゃんが言った言葉で確信がより確信に変わったと思ったのは真実ですよ〜。残念だね。ボロを出さなかったところでどうせいつか話すつもりだったのだけどね。ボロを出したからタイミング的に今話すべきだなと思っただけだよ」とのことらしい。

そう言われても根拠ありのバレが一目瞭然の根拠ありのバレに変わっただけではないか。

「いつから気づいてたのですか?」

とバレたのを受け入れそして開き直る。

「えーとねぇ。正確な日時は覚えていないけどもあれだ。放何故ちゃんが右足の脛をポッきし骨折した時から薄々は思ってたね。」

あー。割と初期じゃあないですか。

比愛病先生との対面し、その次の入院の時じゃあないですか。あの時なのか。

比愛病先生の洞察力が只者ではないオーラを発揮していることを再度確認される。何度も確認している。

「何故。その時、いやその時じゃなくても良いです。なんで気づいた時に言ってくれなかったのですか?」言ってくれたのなら私の人生、心があってそれを感じるかは分からないけれども少しは気が楽になったかもしれないのにー、と。

そこまでは言わない。

言ってもしょうがないのだ。今の質問もまた意味のないことだと分かっていてもね。

ここまで含めて私の人生だ。

その問いに直ぐ答えてくれる訳でもなく

「さっきから質問多くない?まぁ別に良いけどね。知ってる人がいたならば聞きたいもんね。うちもそうだね。アカシックレコードにアクセスしたいくらいだよ。」

とワンクッションかな。挟んで答えようとする。話をずらそうとしているようにも聞こえるが。

でもやはり質問し過ぎた。3問連続質問攻めだ。

少しは自重した方がいいかあ。

でも、自分を知っていると言っても過言ではない人が出てきたのだ。聞かない訳がない。

そもそも自分のことは性質はよく分かっていない。

何故こうなのか?が、聞きたい。聞いたほうが今後の為だ。でも、こうなってしまったのかは大体予想がつくけども。

「さてと」と言いながら比愛病先生はしゃがんで地面のひび割れをなぞりながら、(小学生がやることか!)

「えーとね。何故言わなかったのか?から答えよう。それはもっと情報やら材料を集めてからにしたかったんだよ。放何故ちゃんが違うと言えば違うのだろうか。どう思ってしまいそうだからだよ。根拠を提示しなければ議論にすらならない。でもそれだけではない第一病院で言ったらまずいからだよ。まず〜いことだった。事情は色々あるのだけれど機密事項だろうとその時は判断した。調べていくうちにもやっぱり言えないなと感じた。今も言えないのは確かだ。今から放何故ちゃんの性質を話すけれども、どの団体にどの機関にまずいことなのかは言えない。気になって躊躇なく質問しないでね。放何故ちゃんのことだから言わないとガンガン質問してきそうだから予め言っとくよ。で、実は放何故ちゃんと接触するのも結構危ないのだよ。衝撃的だね。これもやはりなんと言っても話せないから。ごめんねだけど。」

詳しくは言えないらしい。とう回しのほぼ黙秘権の行使である。

ごめんと言っているけど行動的に謝罪されてる感はないけども。でも、病院で話せなかったことでもここ、荒廃しきった

名古屋なら話してくれるらしい。病院だとリスキーだもんな。監視カメラにそもそも人が多いし、でもここなら監視カメラは使えない。人がいれば大体気づく。なんか変だか機会を与えてくれてありがとう。誰かよ。「円死光」に感謝しているみたいでただただ不謹慎な感じがする。

まぁ攻めるものはいないしいいか。心の中まで覗かれていたならたまったもんじゃない。そうだとしたら私は社会的に孤立している。

「と、長い前置きをしておいて本題に入りま〜す。」

「お願いします」

私は言う。

話してもらいましょう。その感情がない私について。

自分のこと知れるいいチャンスかもしれない。

正に鴨が葱を背負ってやってくるに相応しい。

「お願いされたわぁ。君の意見も聞きたいのだけど時間がないからね。また聞くよ。で、うちは放何故ちゃんの違和感に気づき、独自に調査を開始した。患者に頼まれてもないのに調査するのは良くないがやってみた。法律違反かもしれないけど。もし法律違反だったなら黙ってくれない?脅迫罪だね。これ以上話したらどれほど罪を犯すかわかんないから切り上げるね。まぁあれだ。うちのただの知的好奇心で調査した。そして…。結果。」

「…。」

あれ比愛病先生黙り込んだ。

なんか本当にまずかったのだろうか。

言うのを躊躇うほどの事案なのか?

法律違反なのか?違反。医者の権限を利用して知的好奇心だけでプライバシーの権利を侵害してくるやばい奴だけど。

そういえば、肝臓癌で入院したさいに「流石にこれはいらんだろ」っていうカルテをとっていたがこれのことなのだろう。うん。やばい奴。

「まあもったいぶっていうものではないか。じゃあ簡単に軽く軽ーく。重要ではないように言うね。えっと。結果わからなかった!」

「…。」

今度は自分が黙り込んでしまった。

ご丁寧にびっくりマーク、エクスクラメーションマークがつきそうな感じで言われても。

えっ。なんだって?分からなかった?

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