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少女黙示録  作者: 狩川藍
02『非日常でもいつも通りに振舞えるのは凄いというより寧ろ恐怖だ』
16/43

『放何故崩壊は服屋をUNIQLOくらいしか知ら無い』

007

名古屋の名古屋駅で服を探すならば、名古屋民はどう答えるだろうか。

地下街の衣服店を紹介するだろうか。

普通に友達と行くとならば、結局、男子ならばUNIQLO、GU、しまむらで事足りる。女子であればH&M。

これは私の勝手な想像なので、大半の人が「そんなことない」と言う。でも、男子は余程のことがない限りはUNIQLO、GU、しまむら。私もそうだ。

何故そうなるかと言うと(私の推測てあるが)それらの店舗は入りやすいと思うのだ。入店ハードルが低いと思うのだ。

お洒落すぎる店は何かと入りにくさと言うのがあるし、初心者お断り感が漂う店もある。日常的に行かないから、とか何選べばいいのか、個人店はすぐ話しかけられるから〜とか。

ぼっちとか、コミュ障みたいな回答だ。

あっ。あと結局はお洒落に興味ない、UNIQLO、GU、しまむらは安いと言うのが理由に挙げられる。

小学生なんかはそうだ。

UNIQLO、GU、しまむらを着用している人口が多い。

で、放何故崩無、私はと言うと殆ど服を買わ無いし、お洒落にも興味、関心もないからUNIQLO、GU、しまむらくらいしか知ら無いのだ。

だって彼女は土日であろうと制服で過ごす様な女子力の欠片もない奴だ。

そんな私は、取り敢えず知っているUNIQLO、GU、しまむら、どれかに行こうと思った。

だから行った。

同く太閤口側に存在する地下鉄エスカのUNIQLOに。

近距離だったからと、エスカのUNIQLOとその反対側の桜通り口のUNIQLOくらいしか服屋を知らなかったと言うだけだ。ここら辺じゃUNIQLOくらいしか知らない。

現在私が所有している私服は大半がこのニ店舗のUNIQLOで構成されていると言っても過言ではない。

そは言っても、私服は10着くらいしかない。しかも上下合わせて。衝撃的である。

春服、夏服、秋服、冬服の上下一着ずつである。秋服は上下2枚。

こんな少ない、殆ど一着と言ってもいいけど(その季節になら無いと着ない服が大半だ)二週間に一度着るか、着ないか、ぐらいなので気にする必要もないと思っている。

そんなことを弁明したら友達に「しょうがないから服選んであげる」と言われる始末。

それで大半の服が構成されている。ガチの気合いの入った服しかないのだ。

服選びのセンスなんてなかったし、女友達と服を買いに行くなんて女にでもなった気分だった。

私は戸籍上、身体の機能上一度も男になった覚えはないんだけれども。

ええつらしてる女なのだ。そう言われたからそうらしい。

自覚は余りないが。自分を人間としか認識していない。

と、少し脱線してしまったが友達と買い物に出かけた店舗だったのだが、それも今は「円死光」によって無茶苦茶になっていた。

看板は地面に落ち、そして割れていて、店舗のあらゆる部分に酷いひび割れがある。地下街の店は大体こんな無惨な形に成り下がっていた。

そして、商品棚はドミノ倒しに倒れており、あの普通のUNIQLOの店舗より少し洒落た(地下なのに京都の景観条例の様な)雰囲気があったのも見る影も無くなっていた。

だが、商品はある。

瓦礫と砂埃で若干ながら衣服が汚れている。

でもそんなこと気にするほど潔癖症な私ではない。

失禁しても冷静に対処している私である。自慢げに語るなと言われるだろうけど。

そのせいでここへわざわざ足を運んでいる。

さてと、選ぼう。

さっさと選ぼう。

さっさと選ぼうと言っても服屋、UNIQLOにきたのなんて、何ヶ月?ぶりだろうか。多分半年ぶりで…あんまり覚えていない。

どこに何が置いているのかわからない。

故に結構な時間がかかってしまった。

だっていつもなら速攻で聞いているのに、(ちょっとは自分で探す努力をしろ)聞く相手がいなかったのだから。店員さんがいない。みんな死んだ。

だから時間がかかる。

ただでさえ商品陳列棚が倒れてしまっているから余計にかかる。探すのに何10分、選ぶのに3分もかからない。

選ぶなんて適当でいい。目についたものをとった。

こんな状況でお洒落に気を使うなんておかしな話だしね。

と言うわけで私が選んだものはヒートテック、硬めのスーツジャケット(スーツジャケットに硬いも、柔らかいもない気がするけど)スカート、コート、タイツ、靴下、靴。以上。

あと、忘れずに下着。

失禁前の制服と選んだ服は変わらない様な気がする。まぁ変わったと言えば変わったのだろうけど。どこかの制服と言うより商社マンの様だ。

スーツジャケットでね、そう見えてしまう。

機能的にこれを選んだのだ。

内ポケット、外ポケットとか多数ポケットがあり、物が増えるて両手が塞がるのを防ぐ。

私は結構不幸だ。

ご存じの通りに。自分で言うのもなんなんだが。

それで不幸にも落としたりしたアイテムが超重要だったことなんてザラにある。ポケットに入れとけば、必要以上に出し入れしなければ、無くすことはないだろう。

そして、今はもう11月17日の秋上旬。結構肌寒い。

商社マンの格好だけでは凍死してしまう。なのでコートやヒートテック、タイツ、必需品。

タイツは何がなんでも履こうと思う。

生足でこんな荒野を歩くか、走るかしていたら太腿とか傷だらけになる。このせいで致命的大怪我なんてしたら文字どうり致命傷に繋がり、絶命してしまうかもしれない。この状況下、飲み物を見つけるのにも難しいのに医療器具が見つかるとは到底思えない。

最後にスカート。

矢張り先ほどの過ちは反省し、生かさなくては失敗の意味が損なわれる。

上半身の服はそのままでいいだろう。汚れてない。

ワイシャツ、黒ネクタイのままで。

はい、これが私が掻っ払ってきたコーデの全貌。

鏡で見る限りにあっている。

いつも通りの服装と違いからか?

まぁいいや。

試着室から出る。

こう言う時でも、試着室で着替えたくなる。

当然、鏡は割れ、壁もひび割れが起きているので崩壊しないかは気にしていたけど。

この店から出る途中、レジを一応見ておく。

理由はない。

ただ漠然と見たくなっただけ。

レジにどれほどお金があるのだろう。そう思ってレジをぶっ壊したくなってしまったが、それをやると本当に犯罪者気質溢れてしまう。

十分今も犯罪者だが。

まぁ一生バレないと言う点でしたら、世の中の犯罪者とは違うのでしょう。

まぁ「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ」と、言う這いよれ!!ニャル子さんのニャル子さんの言い分を借りるとするならば、私は犯罪者ではないのだろう。

レジ前の鞄コーナーから、肩掛けバックを(かすめ)取り、スマホと、水、ウィルキンソン炭酸水、今はもう何に使うのかわからない財布を入れて、それから店を出た。

地下街の通路の真ん中に出る。

やることがなくなった。

いや、違う。あるけど、途方もなくもなくもないことだ。

名古屋脱出。

でもそれを目標にしなければ元も子もない。

と考えが決まり、行動しようと。

これだった。

それとタイミングが綺麗に重なった。奇跡かもしれない。

一瞬にしてこの途方もなくもなくもない方針がなくなった。

それよりも目の前にやることが生じた。

地上から「ドーン」とけたたましい音が出るほどに大きな音で爆発したなら、そりゃあ見に行かなくてどうすると言うのだ。

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