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よろしくお願いしましゅ

私が入学したのは【メーティス学園】。なんでも頭の良い生徒が多いらしい。この学園は15歳で卒業。15歳になったその日、冒険者としてクエストをこなしお金を稼ぐか普通に店で働いて稼ぐかを選ばなければいけないとお母さんに聞いた。そのことで私は頭を抱えていた。


「う〜ん」


私の目標の為にはどちらを選ぶべきか....


普通に店で働いて稼ぐを選べば安全にお金が入るけど安定しなければ手に入るお金も少ないし買う人がいなければもちろん手に入るお金はゼロ、その店は潰れる。


冒険者としてクエストをこなしお金を稼ぐを選べば自分に合ったクエストをこなしていきコツコツお金を稼いでそれなりに強くなってきたら少し強くて稼ぎが良いクエストを選ぶ、けど、間違えば死が待っている。


難しい....そもそもお金がなければ食事ができない。つまり栄養を採れない、死に繋がる。


「どっちがいいかなぁ」


入学式の話を流しながら考える。どのみち死が待ち受けている。


あ、でも、冒険者の方はクエスト受けてモンスター討伐すればそのモンスターを食料にできたりするのかな?そしたら食事の材料代が浮くな。


仲間集めてクエスト受けてお金を稼ごうかな?

そうだ、そうしよう。生きるためには本や自分の考えだけの知識だけではダメだ!外の世界を知ることも必要だ!


私は冒険者になろうと心に決めた。入学式の話が終わると授業の説明が行われた。

この学園で学べるのは文字、魔法、剣術、体術、モンスターや冒険者について。


私は文字は完璧に習得済みだから寝ててもいいかな?魔法は他の魔法知りたいからしっかり勉強をしようと思っている、その他も魔法と同じだ。


ふっふっふっ、明日からの授業が楽しみね!私の文字が最初から読めるスーパー生徒ということを周りにアピールできる!


翌日、私は自信満々で学園に足を運んだ。


「おはよーございます!」


生徒たちの声が教室に響く。


「今日は自己紹介をまずしましょう」


先生が前の列左から指名していく。そして、私が指名された。


「私は【ナル・ブライト】!皆、仲良くしてね!よろしくお願いしましゅ」


あ、噛んだ....


「ぷっ!」


誰か一人が吹き出し笑うと周りもつられて笑っていた。


「おもしろいわね、あなた」


笑いを堪えながら隣の席の髪の毛を右サイドで結っている桃色の髪色をした女の子が話しかけてくる。


噛んだだけなのに面白いんだ。 あ、思い出したら笑えてきたかも....


「私は【ヒナ・マルクス】、よろしくね。ヒナでいいわ」


「うん、よろしく!ヒナ!」


私はヒナと握手をして席に座った。自己紹介が終わったあとは文字の勉強だったんだけどほかの子も文字スラスラ読めててショックだった。ま、魔法は私だけだよね?!

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