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復讐劇

私は剣をスルリと抜くと同時にルイナに斬りかかる。


「やっぱりそのスキルは憎い相手だと容赦なく斬りかかるのね!たとえ仲間だろうと!実の親だったのだろうと!」


私はルイナの言葉を無視する。

今はコイツを殺すことだけを考えよう。


「ナルー!」


リナの声が響く。


「お父さんとの約束は忘れたの?」


私の動きがピタリと止まる。


「敵前で止まるのは禁物よ?」


「!」


ルイナは私に回し蹴りを入れた。ギリギリで受け止めることが出来たが結構痛い。


「リナ、今はそんなこと言ってる場合じゃ無い」


「拉致が開かないわ!」


リナは私に斬りかかる。


「ちょ、二人とも仲間同士でやめて下さい!」


カイが止めに入ろうと間に剣を通す。


「あら、三人になったわね」


ルイナがクスクスと笑う。


「ねぇ、リナ」


「?」


リナがルイナの方を見るとリツを締め上げたルイナがいた。


「っ!」


「あら、近付けば、ね?」


ルイナはリツの首に剣を当てる。


「ウィンドカッター....」


「!!」


ルイナがリツを手放した。リツは目を覚まし残りの魔力で抵抗したのだ。


「兄さん!」


無気力状態のリツをリナは受け止める。


「くそ、魔力切れだ....もう少し寝かせて貰う....」


リツは寝息をスゥスゥとたてて喋らなくなった。


「リナ、今すぐリツと一緒にどこかに逃げて」


「え、でも」


「兄妹共に死にたい?」


「....死ぬのは私だけでいい。

兄さんを置いたら直ぐにくるから」


兄も妹も馬鹿だね。

さすが兄妹....


「ねぇ、あの二人をどこへ逃したの?」


「聞かれてはい、ここです。っていうお間抜けさんがいるとでも?」


「....まぁ、いいわ死ぬが先か後かよ」


「ねぇ、質問していい?」


「何?」


「どうしてアナタは人を殺し世界を破滅に陥れようとするの?」


「....」


「ここからは私の独り言なんだけどさ」


私は剣を一度仕舞い、口を開く。


「私には少し変わったご先祖様がいるんだよね。本が好きで書いたり読んだりする人だったらしいんだ」


「へぇ」


「それを話すよ」


〜これから生まれるであろう我が子孫〜


ワシは生まれて小学生の頃に躓き打ちどころが悪く命を落とした。しかし、目が覚めるとワシは小さな赤子の男の子に生まれ変わっとった。


ワシはこれは転生だと確信したよ。しかし、小学生で死んだこともあってのう。脳がちと馬鹿なのだ。いや、馬鹿という表現は間違っとるな(笑)家では英才教育を受けておったから言葉などには問題が無かった。

だから、この転生後の世界の父が読書家だったので本を貸して貰い色々読んだ。


そして学校に入るまでに読み書きを覚え魔法も覚え入学した。

しかし、思った。このままでは浮くのでは無いかと....だから考えたのじゃ、クラスで浮かないためには物理的に浮けばいいと!実際浮かずに友達も出来たわい。


そしてワシは冒険者になり、お金を貯めこの世界で長生きすることを決めた。


旅の前に父と最後の対決をした。父は強かった。だから、最後くらいは勝ちたいと望み挑んだ!結果はワシの勝ちじゃった。


嬉しくてその時に食べたシチューは勝利の味じゃった。


旅に出たその道中、ラムットに襲われとるおなごがいた。

彼女の名は【カナ】ト言った。

ワシはカナと旅を共にすることにした。


そして次は森で【リオ】と言うクールなおなごに会った。これもビックリすることでリオもワシと同じ無詠唱魔法が使えるとのことだ。その時はリオとは別れたが。


次は大会、大会にはワシの父が参加していた。偽名じゃったが

そして、リオも参加していてなんと、リオの弟【リド】も参加していたんじゃ。


大会は順調に進むのじゃが事件が起きた。ワシの大会前に【ミズヤ】が魔女により殺されたのだ。


そして、父は魔女を殺す為に向かうのをワシは止めた。一緒に行かせてくれとしかし、父は拒んだ。お前には無理だと、その時に父親と対決したが惨敗。そして、父は魔女の元にたどり着き命を落としたと後から知った。


ワシはカナ、リオ、リドと共に旅をして3年の月日が流れやっと魔女の元へ着いた。


しかし、結果は無残なもだ。ワシ以外の者は全滅した。このままではダメだとワシは魔女を封印した。その時の封印は未完成で完全封印は出来なかったが三千年は封印できるようにした。


ワシはこの世界に本を残した。

そして、命を引き取った。

本の著者名は【ナオ・ブライト】


「アナタは本を読んだの?」


その答えはいいえだ。破滅の魔女ルイナ!


「ねぇ、久しぶりだね。三千年越しの復讐を果たそうか?」

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