再生
私達は魔女の元へ向かおうとすると後ろから声が聞こえた。
「ふ、くくくくく、はっはっはっ!」
斬首した筈のナナセが立っていたのだ。
「な、ナルが首を切り落とした筈だ!」
「っ」
「焦っているな?焦るよなぁ?焦っちゃうよなぁ!!俺ぁ、スキルがちょいとチートでな?俺のスキルは再生なんだよ」
首を切っただけじゃダメってことか、厄介なスキル。
「面倒だ、まとめて始末してやる」
ナナセは先程とは比べ物にならない速さで私に詰め寄る。
「っ!」
反応が数秒遅れる、ナナセの攻撃が頬を掠める。
「ちっ、避けたか」
「まぁ、ギリだけど」
さて、どうやってナナセを止めるか....
「おっと、俺を止めようとも無駄だぜ?俺を殺せるのは魔女様しかいないんだ」
「報告どうも、殺さなくても封印すればいいじゃん」
「お前が封印魔法を覚えるとは思えないがな」
「私はね、カイ」
「はい!」
「その貧弱そうな小僧が覚えてる訳ないだろうが」
「鎖の鍵よ今、此の時こそ揺らめき動く時、悪を押さえ付け出られるようにせよ、願わくば永遠なり、その力を解き放て!スィールド!」
私達を霧が包む。
この封印魔法は異空間に相手を封印する。
特殊な結界が張ってあり抜け出すことは出来ない。
死体だって封印できる。
死体は異空間で不死身のゾンビとして存在する。
ナナセは再生が出来る。
ゾンビは同じ空間にいる。つまり、殺しても復活し殺されても復活しなきゃならないという地獄を見ることになる。
「ふん、こんな魔法打破してくれる!」
「させないよ」
私は相手の身体を両断する。
「グッ!?」
「復活できるのだろう?次は異空間で」
私はニヤリと微笑み剣を仕舞う。
「くそがぁぁぁぁぁぁ!!」




