表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/56

【閑話】事実

私達は順調に旅を進めていた。

しかし、旅の途中で衝撃の真実を聞かされる。


「なぁ、そういえば知ってるか?」


情報源は町の人の話し声からだった。


「クエスト冒険者いるじゃん」


「あー、ハルさんだよな?あの人、強いよなー!憧れる」


「でも、魔女に殺られたらしいぜ?」


その言葉に私達は凍りついた。


「おい、貴様!」


「ひっ」


リツが町の人の胸ぐらを掴む。


「リツ、話してあげて!」


「ゔ、ごほごほっ」


「何するんだ!お前!」


「ごめんなさい、で、一つ聞かせて下さい」


「何だよ」


「その、おと....ハルさんが」


「ああ、俺だって風の噂だ。信じていない」


「だったらあまり風潮しないことね」


「ヒナ、剣を仕舞って」


「そうですよ!こんな所で騒ぎを立てたら!」


「行こう」


私達はこの町から離れ、道を歩いていた。


「でも、本当にハルさんが死んでたら」


「やめろ、カイ」


「す、すみません」


「大丈夫だよ。お父さんだよ?」


「そうよ、ハルさんよ」


私達は少し重い空気と共に足を次の町へと運ぶその時。風が吹き荒れた。


「あら、こんな所で会うなんて....」


バイオレットの髪色にマゼンタレッドの瞳


「ルイナ....」


「うふふ、安心して、今は戦ったりしないわ。アタシは報告に来たの」


「報告?」


「そう、アナタの父である【ハル・ブライト】」


「?」


「アタシの手で殺したわ」


「!!」


気が付けば足が手が勝手に動いていた。


転生後の私のお父さんを殺した仇と本能が言った。殺さなければならないと本能が言った。私の目的は長生きだと本能が言った。


だが、目的なんて今はどうでもいい。魔女を殺すただそれだけだ。


ブンッと剣を薙ぎ払う。


「あら、好戦的ね」


「別にそういうのじゃないよ。ただ、殺さないと、って」


「あら、怖いわね」


「許さない。アナタは何人もの命を奪った」


「なに、あれ」


「あ、あれは」


「なんだ、カイ」


カイが怯え、膝まづく。


「あれは、スキル"勇敢なる転生者"が変化したスキル"暗黒の転生者(ダークネスレナトゥス)"」


「何よ、それ」


「闇堕ちした転生者や冒険者が発動するスキルです。ただ、所持スキルが"勇敢なる転生者"と"最強の冒険者"を保持する者が発動します」


「....」


「黙りは怖いわ」


「....」


私は黙ってルイナに近づく


「(速いわね)」


ルイナは私の剣を弾く。


「今は戦う気なんて無いのよ」


と言い残し姿を消した。


私は剣を仕舞い、歩を進める。


「行くよ」


私は冷たい声と冷酷な目で仲間に声をかける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ