おはようございます
「ブーメラン?面白いことを言うわね」
「それはどうも!」
私はリナに遠慮なく斬りかかる。
リナは私の斬撃を交わす。
そのおかげで私の魔剣は地面を叩く。
「魔法の剣、だからね!」
私はニッと笑い剣に魔力を込める。
剣は地面を伝いリナを追いかける。
「追尾?!」
「追尾じゃないよ。普通の剣に魔力を宿した時と同じ....剣から魔力が出る!」
「っきゃああああっ!」
リナは炎の渦に呑まれる。
「うぅ....」
へぇ、あれを喰らって立ってられるんだ....
「化け物じゃん....」
「人を化け物呼ばわりとは、失礼ね」
しかし、もろに喰らったのもあるのか剣を杖にして体を支えている。
「あなたも魔力の使い過ぎには気をつけなさい?」
「お見通しってワケで....」
確かに魔力を使い過ぎると良くない....魔剣から魔法を出せるのはあと一回程だ。
「魔力を練れることには驚いたわ....」
「?」
「けど、あなたに魔力が練れるのなら....」
リナは手から光魔法を個体にする。流石、最強の冒険者
「私にだって練れるのよ?」
リナは私を睨みニヤリと笑う。
「ライトニングソード....」
リナは光の剣を構える。
対して私は炎の剣を構える。
周りは息を飲む。
決着はこれで決まる。
「恨みっこ無しね」
「分かってるよ」
ダッと同時に地面を蹴る。
シャンっと風が舞う。
私とリナはお互いいた立ち位置に立っていた。
「ふむ」
リツが腕を組み頷く。
「やっぱ、限界、か....」
パタリと私はその場に倒れる。
魔力の限界だった。
本当に数秒、0.コンマ程だけリナの方が速かった。
魔力が残っていれば、勝てたかも....
「ギリギリだった。ナルさん、あなたは強いわ」
後から聞いた話だけどリナは姿を消したみたいだった。
いつかまた、会えたら次こそは勝つ。
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「....」
私は数日眠っていたらしい。
「あ、おはようございます!ナルさん」
「ああ、カイ。おはよう」
私は少し倦怠感のある体を起こす。
「惜しかったですね」
「そうだね、魔力の限界だったよ」
「リナさん、いつか仲間になってくれると嬉しいですね」
「そうだね」
確かにリナは仲間に欲しい。
魔女を討伐するにはきっと彼女の強さが必要だと思う。
「もっと、強くならなきゃね!」
「はい!」
私達は今度こそ町を立ち新しい場所へと向かった。
しかし、私達は知らなかった。
既にこの世界に異変が起きていると言うことを....
「ふふふ、さぁ....破滅へのカウントダウンが始まるわ」




