私には....
スキル、最強の冒険者。
このスキルは一時的に自身の能力を大幅にアップさせる。
他にも成長速度が速いと言われている。
「ふん」
リツは動じず剣を構える。
「兄さん」
「何だ」
「私は手加減なんてしない」
「半べそかいて俺に着いてたお前が俺にそんな口を叩けるとは成長したじゃねぇか」
リツは地面を蹴ってリナさんに襲いかかる。
「兄として嬉しいぜ!」
「っ!」
リナさんはリツの剣を防ぐ。
「兄さんも、私を守ってくれてありがとう!」
リナさんはリツの剣を弾きリツのお腹に蹴りを入れる。
「ゔぐっ?!」
「土よ我が呼び声に応えよ!サンド・ストーム!」
砂埃が辺に舞いリツを襲う。
「くそっ、前が見えないっ」
リツは両手で顔を隠し目に砂が入らない様にする。
あれじゃ、剣も魔法も使えない....
「あの、リツさんが苦戦している....」
カイはいても立ってもいられない様子だった。
....この状況覆すには....
目を瞑って魔法を放つ?いや、でも狙いが定まらない、スキをつかれてしまう....だったら、スキをつかれさせて前にした所に魔法を打ち込む。いや、近距離に来るとは限らない....
私は幾つかの候補を出すがどれも駄目だ....
砂埃をどうにか....
あ。
「リツ、風魔法!!」
「....!」
リツは私の意図を読み取ったのか片手を空にあげる。
「ウィンドストーム!」
ブォッと風が巻き上がり砂埃を一掃する。
砂埃が消え視界が見えるようになった。
「何故、さっきので俺を、?!」
砂埃を巻き上げた時にはリナさんの姿は無かった。
「兄さんの強さはよく分かった」
「なっ!いつの間に後ろに?」
「ごめんね、兄さん」
ドムっと峰打ちを入れ、リツを気絶させる。
「ナルさん、いつなら剣を交えられる?」
「....どうして私とそんなに剣を交えたいんですか?仲間になる、ならないじゃないですよね?」
「....それは」
「それは?」
「もしかするとあなたが魔女を討伐できる唯一の冒険者かもしれないから」
え?唯一魔女を討伐できる冒険者?
「ま、まさか?私は今の私は魔女には勝てない所かお父さんにも勝てないんだよ?そんな私が魔女に?」
「"かもしれない"の話よ。実際は分からない。でも、その可能性は十分にあり得る話よ」
「それとリナさんと戦うのに何の意味が?」
「あなたの新スキル。"勇敢なる転生者"」




