終結、親子ゲンカ
私はお父さんに思いっ切り斬りかかる。
けど、お父さんは避けることもせずそのまま受けた。
「え、なんで....」
頭が追い付かない。確かに剣はお父さんに当たっている。しかし、お父さんには傷一つつかない。
その後、何度も何度も追撃を入れる。
「はぁっはぁっ!何で?!」
「うん、もういいよ」
「え?」
「ほら、ナル。僕には勝てないだろう?」
「....じゃあ、私が旅立つ前の勝負の時も手加減していたの?」
「本気だったさ」
「じゃあ、あれからもっと強くなったの?」
「そうだね」
「私だって修業したのにっ!」
「やり方が違う」
「っ!」
私はお父さんを睨み拳を握り込む。
渾身の一撃をお父さんの顔面に向かって入れ込んだ。
しかし、それは簡単に受け止め私の体は宙を舞う。
ドンッと私は地面に打ち付けられる。
「痛っ!!」
「今の僕に勝てないのなら魔女にも勝てない、それくらい理解っているだろ?」
「....」
ギリッと歯を喰い縛る。
「ごめんな、ナル」
自分が死ぬならまだしも....家族が死ぬ?嫌だ、嫌だ!
私は家族にも長生きしてほしい!お父さんは行かせない!
「....ない」
「?」
「魔女の所には行かせないっ!」
私の体から蒼いオーラが解き放たれる。
「これは....」
目は片目だけオレンジだ。
「はぁぁぁっ!」
私は剣を振り上げる。
「ごめんな、ナル」
お父さんは悲しそうに笑う
「自然よ我が呼び声に応えよ....スリープ」
視界が暗転し、意識が途絶える。
「ヒナちゃん、ナルをよろしくね」
「本当に行くんですか?」
「ああ」
「最後に、ナルのあれは?」
「さっきのは勇敢なる転生者」
「それって....」
「ナルは転生者だ」




