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闇夜の月

今回は相当グロい描写が含まれます。お気を付けください。

体術の部が終わったその日の夜、満月だった。


しかし、空を見上げると少し不吉な空だった。


「何かが起こるのかしら?」


ミズキの声はは静かな闇夜に鳴り響いた。


ミズキはトコトコと道を歩いた。


数時間経った時のこと....辺りの雰囲気がガラリと変わった。


「....」


鞘に収めている剣に手をかける。


今まで感じたことのない気配。

ミズキは目を閉じ耳に神経を集中させた。


ガサッと小さな音が鳴った。


「そこにいるのはバレているわ出てきなさい」


そう声をかけると姿を表したのは女性だった。


その女性を見た瞬間、ミズキの息は張り詰める。


「っ!」


「そんなに警戒しないでほしいわ?」


マゼンタレッドの瞳にバイオレットの髪。紛れもない女性は"破滅の魔女ルイナ"だ。


「ここに、何を?」


「ちょっとした見学よ」


「見学?」


「アタシに匹敵する程の人はいるのかというね」


「アナタに匹敵?」


「ええ、でも安心して?アナタは敵ではないわ。いわば雑魚」


ミズキは少しカチンと来た。

 

「分からないわよ?意外と勝てるかもしれないわ?」


ミズキは剣を抜き構える。


「いいの?アナタが今ここで死ねば明日は大騒ぎ大会は中止よ?」


「私が負ける前提なのね」


「そうでしょう?」


「はぁぁっ!」


ミズキは剣先をルイナに向け斬りかかる、しかし....


ブシャッとミズキの右肩が切り裂かれる。


「あら、少し位置がズレたわ。アナタの肩をもいでやろうと思ったのに」


「ぅく....」


肩に激痛が走る。


「左肩はもぎとる!!」


グアっとルイナがミズキに迫る。


ブシャッと左肩をもぎ取られる。


「っっっっ!!」


更に激痛が走る。

ミズキの周りは血の海になった。


これでは大量出血で死んでしまう....少しでも出血を遅らせる為、治療魔法をかける。


しかし、ダメージは相当デカイ。


傷みが走る右で剣を握るが力が殆ど入らない。


「海よ....我が、呼び声に」


詠唱を唱えるが息が朦朧としていて呂律が回らない。


「そんなトロイ詠唱、待てないわ」


気付けばルイナが目の前に現れていた。


そして知らない内にルイナの魔法はミズキの腹部を貫通していた。


「がふっ!」


ビチャァと血が地面に張り付く。


「汚いわね」


ルイナは表情を歪め、ミズキを地面に叩き付ける。


相当力を込めたらしく叩きつけられた勢いでグチャアと音をあげ、地面に血の模様が広がる。


もう、ミズキの頭は原型がないほどにグチャグチャに周りは血の海で広がっていた。


「言ったでしょう?敵ではないと....」


ルイナは背を向け闇夜に消えた。


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