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冒険者手続きと新たな仲間!

正月も明けたので投稿を再開いたしました!今年も応援よろしくお願いします!


今回はいつもより長めです!

私はヒナと街を出た。

不安も少しあるけれどきっと大丈夫。


「楽しみね」


「そうだね」


私とヒナは冒険者になる手続きをする為に冒険者市役所に向かっていた。


「にしても、私達ももう15歳ね〜!早いものよ〜」


「そうだね、7年前まではまだまだ小さかったのにね!」


「そうそう、ナルなんて私より背が高くなっちゃって」


ヒナは「ムー」とこちらを見上げて来る。


「でも、背が高いからってヒナに勝負で圧倒できるわけじゃないよ!?」


「それはそうよ!私はヒナよ!そう容易く負けないわ!」


ヒナは私の前を歩き舌を出してベーとこちらを見る。


「ほら、走ると危ないよ?」


「でも、ナル、変わったわね〜」


「え?そう?」


私はキョトンとしてヒナの顔を見る。


「そうよ、ナル昔は元気っ子つって感じだったのに今はおしとやか?ではないわね....流石に」


ちょっとひどい。


「少しだけ元気っ子が残ってるお姉さんって感じね!」


「それはもう元気っ子でいいじゃん」


私は苦笑を漏らす。

その後も雑談が続き市役所に着いた。


「ここで、私達のステータスが分かるのよね?」


「うん、手続きで冒険者カードを作るからね」


「スキルとか楽しみだわ!」


ヒナはふんふんと鼻息を荒くする。


「こんにちは」


役所の人が笑いかけて「冒険者の手続きですか?」と聞いてきたので私とヒナは「はい」と頷いた。


「それでは今から試験を受けてもらいます」


私とヒナは市役所の奥へ連れて行かれた。


「まず、どちらからなさいますか?」


試験は一人ずつらしい。


「じゃあ、私から!」


ヒナが私の前を出て扉を開けて中に入って行く。


「試験終了までに10分程時間がかかりますので」


私はヒナを待っている間市役所の外で剣を振っていた。


「ただいまー」


試験を終えたヒナが戻ってきたので私はヒナと入れ違いで扉の中へ入る。


なんか、案内人さんがガタガタと震えていた。寒かったのかな?


「おお....」


扉の中は真っ白な空間だけど障害物などが置かれている部屋だった。


「それでは試験を始めます」


まだガタガタと震えている。

そんなに寒いのかな?


「ま、いっか」


私は試験開始の合図と共に剣を構える。


「これは....」


どこからともなくロボットが現れた。

つまり、これを倒せということかな?


今、目の前にいるのは一体....だけど


「後ろに二体いるね!」


私は風魔法で後方にいる敵を吹き飛ばす。


それを見た目の前にいる敵は攻撃を仕掛けてきた。


「当たらないよー」


私は目の前の敵の剣をヒラリと交わし右足で膝蹴りを入れる。


「まだまだ!」


さっき風で吹き飛んだ敵が復活して後ろから仕掛けてきた。


「破壊しろということね!」


私は持っていた剣を上に放り投げ敵二体に片手ずつ向ける。


「まずは、ウォーターボール!」


バシャアと敵に水がかかる。


「からの....サンダーボルト!」


ドォーンと稲妻が落ちる。

そして私は落ちてきた剣を華麗にキャッチ。


「残りは一体!」


私は剣を構えて残り一体の敵に突進する。


敵は手を前に出した。

魔法だね。


私はしゃがんだままスライディングをしてニュッと敵の前に現れる。


「バイバイ、敵さん!」


私は剣を左から右へ振りロボットの胴体を切り裂く。


「うん、いい感じ!」


私は試験を終え、部屋から出る。


「お疲れ様です」


「あ、寒いの落ち着きました?」


「はい?」


「いえ、震えていたので寒いのかなって」


「あ、お気遣いありがとうございます」


何故か目を逸らされた。声にも覇気がない。


「あ、そうだ。私の前に試験を受けたヒナってどんな感じでした?」


瞬間ビクっと肩を震わせた。

え?ヒナ、何やったの?


「めちゃくちゃ強くなったのかなあ?」


私は能天気に言葉を放つ。


「えと、はい。こちら試験結果です」


「ありがとうございます!」


私は試験結果の紙を受け取る。

これを冒険者手続き完了の窓口に渡してステータスカードを受け取るだけだ。


私が戻る頃にはヒナはステータスカードを受け取っていた。


「ヒナ!」


「あ、ナル。おかえりなさい」


「ちょっと待っててね、ステータスカードを受け取るから」


「うん、分かったわ」


私は冒険者手続き完了の窓口の人に紙を渡す。


「お疲れ様です」


この人、平然としているけど口元が少し引きつってる。


「何か怒ってます?」


「え?」


ヒナが後ろで失礼よと言わんばかりの目で見てきたので「気のせいでした」と言葉を口にした。


「それではこちらステータスカードになります」


私は受け取ったカードを確認する。


スキル:状況把握(ステータスグラスプ)


そういうことだったんだ!

小学一年生で死んだにしては理解力あると思ってたんだよね、前世でお母さんに勉強ばかりさせられてたからと思ってたけど、このスキルのおかげか〜


「お待たせ、ヒナ」


「行きましょうか」


「うん!」


私たちが行こうとすると窓口の人が「ナルさん」と声をかけてきた。


「はい?」


私はなんだろうと思い振り向く。


「どうか、お気を付けて」


と一礼され見送られた。

どういうことだろう。


そんなことを思いながら私はヒナの後を追った。


「いや〜試験楽しかったね!」


「そうね」


私とヒナは雑談しながら道を進んで行くと


「ねぇ、ナル。あれ」


ヒナの指差す方に目をやると誰かと何かがいた。


あれは....ラムット?

ラムットは私が前世にいた時に似たような生き物を見た気がする。


あの、あれ。長い耳に白い身体の人参大好きの、あ、ウサギだ。ウサギ。


ラムットはウサギに似ている。

ラムットはモンスターの中では最弱なモンスターだ。


最弱なモンスターと戯れている人は「うわぁぁぁうう」と情けない声を出している。


「あ」「あ」


目が合った。


え?!もしかして、襲われていたの?!


「ヒナ、助けなきゃ!」


「あら、遊んでたわけじゃないのね」


私とヒナは襲われている人の近くに行きラムットを討伐する。


「あ、ありがとうございます。お詫びをさせてください!えと、あ!これしかないですが....」


襲われていた人は袋にいっぱい詰められたリーブラを差し出す。

ざっと200リーブラだろうか?

2万円だね☆じゃない!


「いえ、いただけないです!」


「いえ!でも、お詫びを!」


「そうよ!ナル!長生きするにはお金が一番必要よ!食料費よ!」


「いやいやいや?!」


だとしても、これはきっとこの人の努力で集めたお金。そんな容易く受け取れない!


考えろ!私!

お金じゃなくて、何か別の方法を....あ!


「あなたの目標はなんですか?」


質問にした。ヒナと襲われていた人は「何言ってるんだ?この人」という顔をしている。


「僕の?目標ですか?」


「はい!お詫びにその目標のお手伝いをさせてください!」


「いや、いえ!?え?それでは僕もまたお詫びをしなくては!お詫びの連鎖ですよ!?」


「いえ、大丈夫です!」


「何が?!」


「うーんとですね。"助ける"と"手伝う"は違うんですよ」


「どういうこと?」


ヒナが首を傾げてハテナマークを頭に浮かべる。


「"助ける"は危機的状況から人を守ったりするものですが"手伝う"はこちらが私が手伝いたいから手伝うんです!」


「はあ」


「ですから、私が手伝いたいだけなのでお詫びの連鎖にはなりませんよ?」


私は微笑んで襲われていた人の手を取る。


「ホントにいいんですか?」


「もちろん!」


私は取った手に力を込め握手をする。


「あ、名前」


「僕は【カイ】です」


「私は【ナル・ブライト】」


「私は【ヒナ・マルクス】よ」


「カイか、よろしくね!」


「はい!僕は二人についていきます!よろしくお願いします!」


カイには目標を達成できるまで一緒についてきてもらうことにした。


「それで、カイの目標って?」


私はカイの目標を改めて聞く。


「僕の目標は"世界平和"です!」


めっちゃデカイ目標だ!!!!


「ってことは魔女討伐?」


「はい!」


そっか、私も安全に長生きする為に

魔女を倒したいから倒すべき相手は一緒だ。でも、ラムットに襲われてたのに大丈夫なのかな?


「でも、アナタ。あんな雑魚に襲われていたのに魔女なんて倒せるの?」


ヒナ、辛辣


「あぐっ!」


カイは心にダメージを負ったようだった。


「そうですね、僕、ラムットにも勝てないですから....」


「じゃあ、修行しようよ」


私はカイに提案をする。


「修行ですか?」


「うん、というか本当にカイって弱いの?」


一応カイだって冒険者のはずだ。



「弱いわよ、ラムットにやられてたぐらいよ?」


「ヒーナー?」


「....」


ヒナが目を逸らした。

んー、カイが弱いはず無いんだよね。だって、試験のロボットには勝ってる....


あー試験と言ってもあれ、その人の能力を見るやつだからあんま関係ないや....


でも、最低一体は倒さなきゃいけないってさっきヒナと雑談した時に聞いたんだよね


「カイって冒険者だよね?」


私は最初に思った疑問を聞いてみる。


「はい、冒険者です」


「じゃあ、試験をどうやって突破したの?最低でも一体は倒さなきゃだよね?」


「それはなんか殴られ続けてたら敵のロボットが充電切れで....」


え?殴られ、え?


「ステータス見せて」


私はカイにステータスカードを見せてもらう。


スキル:丈夫な体(ストロングボディ)と記されていた。


納得。


「でも、一方的にやられるのも嫌でしょ?修行しよ!全部教えるよ!」


「あ、ありがとうございます!」


カイはペコリと頭を下げた。

新しい仲間も加わって楽しさが倍増した。これからどんなことが待ち受けているのか楽しみだ!

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