表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/56

明日、旅立つキミへ

私とお父さんは無言で見つめ合う。冷たい風が頬を撫でた。

それと同時に剣が交わる音が響く。


動いたのはほぼ同時。

7年前ならばお父さんの方が速かっただろう。


私はそのままお父さんの剣を上へ弾いて魔法を撃ち込む。


「ウィンドカッター!!」


お父さんは直ぐに体制を立て直して剣で私の魔法を弾く。


「海よ我の呼び声に応え剣に力を与えよ!ウォーターフュージョン!」


お父さんの剣に水の渦が現れる。


「....ウィンドフュージョン!」


私は剣に風魔法を付与する。

お父さんと私は剣を振り水と風の魔法がぶつかり相殺される。


私はそうさいされた瞬間に何発かフレイムボールを放つ。


お父さんはそれを容易く交し私に近づいて蹴りを入れた。


「くっ」


私は左手でガードをして剣を振り上げる。それを見切ったお父さんは足を入れ替えて蹴りを入れ込む。そのおかげで剣が振れない。


「くっ、」


なら、上からだ、


「サンダーボルト!」


空が光雷鳴が鳴り響く、それと共に稲妻が落ちる。


お父さんは剣を手から放した。

水は電気を通す。そういうことだ。


「僕を殺す気かい?」


お父さんは「ひえええ」という顔で言葉を放つ。


「剣は稲妻で殺られて使えない。これは体術だね」


お父さんは構えて地面を蹴る。


「はやっ?!」


お父さんは私の前に来て私の剣を弾く。そして、蹴りとパンチをたて続けに入れていく。


「ううっ」


私は両手でガードをして攻撃を防ぐ。足に魔力を込めて蹴り上げてもいいけど体制を崩してしまえばマズイ....


「わっ!」


ガクッと私の足がモタつく。

やばいっ!お父さんは拳に力を込めて私目掛けてパンチを繰り出す。


「くっ!」


私は右側へ両手をつき逆立ち状態でお父さんのパンチを交わす。


「?!」


「!!」


スキ、だらけっ....


ポツポツと雨が降り出した。

地面が濡れ滑りやすくなる。逆立ち状態は長く続かない。

それでも、今しかないっ!今しか!


「くっ!」


私は腕に力を入れ逆立ち状態で方向を変える。


足には目一杯の魔力を溜め込んで....狙いを定める。


「ウィンド....」


瞬間、私の足に疾風が巻き付く。


「ストライクっ!」


私が魔法を放ったと瞬間にズルっと体制を崩す。やっぱり、限界か....


ドサッと私は地面に倒れる。

やっぱ、勝てないのかな....私は泣き顔を誤魔化す為に顔を伏せたまま。


無情にもザァーと強まった雨の音だけが聴こえる。


数分してからお父さんの笑い声が聞こえた。


「ははっ、ははははっ」


私は顔を上げお父さんの顔を確認する。そのお父さんの顔、頬には傷が一つついていた。


「強くなったな、ナル。僕の負けだ」


え?僕の負け?お父さんの?じゃあ、私、勝ったの?本当に?やった、やった!お父さんに勝った!


雨で濡れた私達をお母さんが心配しながら家へ入れてくれた。

今でも信じられない。嬉しい。嬉しい気持ちが込み上げてきて笑いを抑えられない。


その日、お母さんが作ってくれたシチューの味は勝利の味だった。

読んでいただきありがとうございます!遂にナルが15歳になりお父さんに勝利することができました!


次からは3章に突入します!

新キャラも出てきますので楽しみにしていただけたら嬉しいです!


3章の突入は正月明けとなります!それまで休ませていただきます!それでは、


よいお年を〜!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ