魔女について。
午前の授業はお父さんによる冒険者についてだった。昼からは魔女についてらしい....
午後のチャイムがなると暫くしてから先生が現れる。
「皆さん、こんにちは。昼からは私が魔女についてお話するね」
「はーい!」
「この世界には恐ろしい魔女がいるの....」
「でも、確か魔女って3000年前に封印?されたんですよね?」
一番右端の真面目そうな女の子が先生に問いかける。
「ええ、でも、恐ろしいことに3000年振りに復活してしまったの....いいえ、正確には今から8年前よ」
8年前か....私は手を挙げて先生に質問を投げる。
「魔女は8年前に復活したのにどうしてこの世界を襲わなかったんですか?」
「いい質問ね、ナルちゃん。魔女は完全に力を取り戻したわけじゃないの。復活はしたけどまだ、力を取り戻せていないから世界を襲えないの」
つまり、今の魔女では誰にも勝てないということなのかな?
「じゃあ、質問してもいいですか?」
「どうぞ」
ヒナが手を挙げて先生に質問を投げる。
「魔女の名前って?」
魔女の名前....本にも載っていた....確か....
「"破滅の魔女ルイナ"」
"破滅の魔女ルイナ"
「世界を一度破滅に陥れた魔女よ」
「そんな魔女が復活したんですか....怖い」
ヒナは恐怖に震えた。気持ちも分かる。破滅に陥れた魔女だ。
「ルイナはとっても強いわ。もし、本来の力を手に入れてしまえばこの世界は終わるかもしれない」
え、ホントに?私、また中途半端に死ぬかもしれないの?嫌だなー。復活反対!!あ、復活はしてるのか。
「うわぁ....」
私は凹んだ。また、自然に死ねないのか、と....痛いのは困る。せめて85歳までは生きたい!
「魔女に勝つ術ってありますか?」
私は先生に二つ目の質問を投げる。
「残念ながら無いわ、封印するしかないもの....完全消滅なんて無理よ」
封印か、私が自然に死ぬまでにはおやすみしてくれてるかな?
あーでも、完全消滅しといた方が他の人も長生きできるか。
「どう?魔女のことはよくわかった?」
よくわかった。とは言えないと思う。先生が当事者じゃないし....
「今日はもう終わりね。話を聞いてくれてありがとう」
先生はスタスタと教室を出ていった。
魔女についての授業が終わり、その後の授業も終わった。
明日は魔法応用訓練かー!




