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よく見て!

私たちは休み時間がおわり剣術の授業を受けていた。

先生に握り方だけ教わりまずは実践、そこで大切なものは何か自分自身で考えろということだった。


対戦相手はヒナ。


「ナルは剣を使ったことぁる?」


「ううん、お父さんが使ってるのを見たことあるだけかな?」


「じゃあ、魔法みたいに使えたりして?」


「まさか、魔法と剣は別だよ」


私は魔法をいち早く使いたかったから剣と体術はあんまり、いや、まったく触れてこなかった。


「そういうヒナは?」 


「私は少しだけ、パパに教わったわ」


その言葉と同時に剣が向けられる。


「おてやわらかにー」


先生の合図で対戦が始まる。

ヒナが猛攻撃を仕掛ける。

キィンキィンと剣が交わる音が響く。


「くっ」


ヒナは顔一つ変えずに攻撃を続ける。魔法を使えれば勝てるが今は剣術....剣のみでの対戦、魔法は許されない。


「守ってるだけじゃ勝てないわよ?」


瞬間カァンと音が響く私は体制を崩しヒナはトドメを入れようと踏み込む


「っ!!」


ここで来る攻撃は多分縦斬り....横に交して攻撃に繋げればっ!

でも、間に合う?!いや、躱わす暇があるなら、座り込む暇があるなら!


カアンッ


「なっ?!」


「ほう....」


ヒナは驚きの声を漏らし先生も言葉を漏らす。

躱わす暇と座り込む暇があるなら剣を盾にすればいい。


さぁ、対策は考えた!まずは相手を見てみよう!


「ヒナ!私は負けない!」


私はヒナの剣を剣で弾き返す。

ヒナは体制を崩した、さっきヒナがやったように!


「はっ!」


ザッと地面を踏み込み剣でを振りかぶるギリギリの所でヒナは私の剣を躱わす。そしてヒナが横から剣を入れてくる私はそれを剣でガードする。ヒナは続けて攻撃を入れてくる、右左右右左と剣を突き刺して来る。私はヒナの動きを見て剣を躱わす。そして....


カアンと私とヒナの剣がぶつかる。ヒナはニッと笑いそのまま剣を押し込んで来た、私はこの時を待っていた。力任せに剣を押し込むヒナに対して私は力を抜き剣を剣でスライドしてさせスライドしきった所で私はヒナの剣から自分の剣を離す、そしてヒナは体制を崩し前に倒れ私に背を向けた。


「今っ!」


私は背を向けたヒナに剣を振りかざす慌てて体制を戻し私の方に向いたヒナの首に剣が寸止めされた。


「私の勝ち」


私はヒナにニッと歯を見せて笑う。


「完敗ね」


ヒナは「ふぅ」と息を吐いて立ち上がる。


「ヒナも強かったよ」


「ありがとう、ナル。次は負けないから」


私とヒナは握手をする。


「そこまで!どうだ?剣術で大切なことは何か分かったか?」


「はい、分かりました。きっと、相手を見る目だと思います」


「何故、そう思った?」


「ナルと対戦して私は勝てる!と思っていました。そして、ナルが体制を崩した瞬間を狙いました。ですが....」


「攻撃を躱わさずそのまま座り込み剣を盾代わりにしてお前の剣を防いだ」


「はい。その後、ナルは私の剣をそのまま弾きました。そして私は体制を崩しギリギリの所で剣を躱わしました。そして、横から攻撃を入れガードされましたが私は攻撃を入れていきました、ですがナルは剣で受けず普通に交わしていった。まるでどこに来るか分かっているかのように....そして私は私とナルの剣が交わった時、力任せに剣を押し込みました」


「だが?」


「ナルは一切力を入れずそのまま剣をスライドしてスライド仕切った所で私の剣から離れ私は前に倒れ体制を立て直した時には首元にナルの剣がありました」


「ふむ」


「ナルは私の動きを見て攻撃を躱わし最後に私から一本取りました」


「ふむ、よく分かっているな。だが、ナルはもう一つ大切なことをしたぞ?」


「え?」


「ナルは一つ迷ったはずだ。躱わすのかそのまま座り込むか。だがナルは体制を崩し座り込んだ状態で剣を盾にした。つまり、大切なことは"相手を見る目"と"決断力"だ」


「はいっ!」


ヒナの剣を握る手が強くなった。

それはまるで....

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