クラスで浮いたら....?
私はふと思った....もしかして文字が読めるなら魔法書読んで魔法を使える生徒も少なからずいるのでは?私の家には魔法書がなかっただけで他の家には魔法書がある可能性が高い....
そうなると私はこの3年間何をしていたんだとなる。
無駄じゃないということはわかってる。多分無駄じゃない。
「うぅ〜」
「どうしたの?ナル、お腹痛いの?」
隣の席のヒナが心配そうに私に声をかける。
「ううん、大丈夫。朝のご飯があたったかな?あはは」
私はニッコリとヒナに笑顔を向ける。
「それは大丈夫じゃないわね」
逆効果だった。私はヒナに保健室に連れて行かれた。
私は保健室のベッドの上で思った。これは、クラスで浮いてしまうのでは?!
「あ」
ここでまた気づく、魔法を使えたとしても周りに魔法を使える人がいなかったらそれはそれで浮いてしまうかもしれない....
「結局浮くんじゃダメじゃん」
じゃあ、魔法を使えるのを黙っておくべきなのかも....いや、黙ってても今日、保健室で休んだことで浮くか....じゃあ
「クラスで浮かないようにすればいい!」
私はベッドから起き上がり教室へ向う。
「ナル、もう大丈夫なの?」
「うん、大丈夫ありがとう」
時間はもうすぐ休み時間....狙うはそこだ。ただ、一回もやったことがないから成功する保証はない。
私が頭の中でシュミレーションをしていると授業終了のチャイムが鳴る。今から10分間の休み時間。
私は席から立ち上がり外に出る。
「ここなら広いし安全だよね?」
休み時間、生徒は外で過ごす人が多い。私は深呼吸をして魔力を込める。
手にじゃなく足に込めるように....
私の体は少し宙に浮くあともう少し....足に込める魔力を強くする。
あと少し、もう少し....
「へっくしゅ!!」
あ。
くしゃみをさた瞬間、足に強い魔力が込められる。
「わっ?!」
いきなり強い魔力が込められたことにより私は数メートル宙に飛び蛇腹な軌道を描き地面に衝突。
「ふべっ」
地面に打ち付けられた私は鼻に擦り傷を負った。
「だ、大丈夫?」
「うん、大丈夫」
心配そうに見るヒナに私は笑顔で返す。そして、ヒナの言葉を待つ。
「凄いわね、魔法使えるなんて!それでそらを飛ぶなんて!」
そう!それを待ってたの!ヒナのその言葉をキッカケに周りも集まってきて「すげぇ!」「俺もやりてぇ!」「風以外使えんの?」とか言葉が降りかかってきた。
そう、クラスで浮くなら私が浮けばいい!!(物理的に)
「私、魔法使えるけど風だけなんだ。だから他の魔法は皆と一緒に覚えていきたいな」
「逆になんで風魔法が使えるの?しかも、手じゃなく足に込めたわよね?」
ヒナが質問をしてきた。
「魔法はお父さんのを見たからだけど足に込めるのは本で読んだんだ。あ、と言っても直接足に込めると書いてあったわけじゃなくて魔法は体の部位ならどこにでも込められると書かれていただけなの、そこからヒントを得て今日実践してみたの」
へぇーそうなんだーと言わんばかりの顔で周りがざわめく。
あの時、お父さんに「ここの本を制覇したい!」ってその時の勢いで言った時はどうしようと思ったけど、本には学べる知識が沢山ある。
そのおかげで生きていた時よりも知識がついたと思う。
けど、ここで生きるにはもっと知識が必要だ!本は引き続き読むし授業も頑張ろう!そして、冒険者になってお金を稼ぐんだ!




