出発前 ~朝陽~
ふぅ…
話しが終わってのんびり湯船に浸かり、横で鼻歌を歌いながら頭を洗っている朔夜を見つめ独りごちる…
なんだか思ってたよりすんなりと話しが済んだな…しかし、これでいいのか?……
結局、思ったとおりの展開にになっても簡単には納得なんて出来るもんでも無いかぁ…まだ実際に事が起こってる訳でもねぇし…
「どしたの?朝にぃ?さっきからぶつぶつ言ってるけど…」
「いや…なんでもねぇよ…この後どうっすかなぁってな…」
「そいや、なんか他に聞いてないの?何持っていっていいとかさ?一応持ってけるだけ持ってきゃいいか~?ね、朝にぃ?」
「うっ…あぁ…そうだな…風呂あがったら準備するか…んじゃ先上がってるからな」
「ん。俺もすぐ上がる」
「気にすんな…ゆっくりでいいぞ?」
「りょうか~い」
風呂から上がって台所に向かい冷蔵庫からビールを取り出し時計を見る。
1時過ぎか…後約4時間か…
「朝にぃ。俺にも~。」
「ん…ほらよ…」
「後どれくらいあんの?時間?」
「4時間くらいかな。まぁ準備して寝てても勝手に向こうに行けるみたいだから心配なさそうだけどな。時間になる前に俺がお前に触れてればいいらしいし…」
「そうなんだ…じゃ靴も履いたままでっと。あっ…履いてなくてもいいのか…鞄かなんかに入れときゃいいと。どんな服着てこかなぁ?あと何持ってこ?携帯とか電化製品は無理っぽいてか使えなさそうだし……」
朔夜の奴浮かれてんな…なんか遠足前の餓鬼みたいだ…
さて、俺も出来るだけ準備するか…
結局は何を持ってけばいいかなんてわかんねぇからでかめのボストンに服、下着、靴、こまごました日用品。そして大事な包丁…いままで大事に使ってきた相棒だから手放せねぇな
しかし突然前触れもなく異世界に飛ばされること考えればラッキーか…心の準備もできるし、まぁ持ってけるかは不明だけど荷物の準備も出来る…でもお願いって言ってたがどんなことなのか聞いてないな…まぁどんなことでも出来る限りはやらせてもらいますか…
さてと…時間っと…そろそろか…
「朔夜。準備できたのか?もうすぐ時間だぞ。リビングにいるから早く来いよ。間に合わなくなってもしんね~ぞ~」
「ん~了解。すぐ行く」
さて、どんな世界が待ってるか…期待半分、不安半分てか…まぁ朔夜と一緒ならなんとかなるだろ…
まもなくこの世界での時間が終わろうとしていた……
出発前 朝陽にはなってますが書いてみてちょっとちがうかなぁって気がしてますが…このあたり話しちょこちょこ加筆修正がはいる可能性ありです…
相変わらず読み難くってすいません…
それでも読んで頂いてるみなさんのために少しでもよいものを提供できるようにがんばります