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異世界で橘屋開店します。  作者: 鯛 中
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プロローグ

ずぅ…ずずぅず


「まだですかねぇ?」


「まだみたいじゃのぉ」


「もう少し?ですかしらねぇ…まぁ時間もたくさんありますし…」


「そうじゃのぉ…茶でも飲みながらのんびり待つとするか…」

 

お茶をすする音だけ後に残る…




仕事帰りの深夜…

飲食関係の仕事をしているが、ここ数ヶ月、あまりに仕事が忙しく、疲れも限界に達し、ふらふらになりながらの帰宅途中、突然眩い閃光が襲う。そして閃光の中、意識を手放した…


どれ位の時間がたったのだろうか…。ぼんやりとした意識のなか辺りを見渡す

白と言うよりは眩い光の空間のような世界


確か仕事帰りの途中に目の前が光ったと思ったら意識をなくしたような?

しかしここはいったい?病院ではなさそうだし…体も…

なんとも無いようだし…

考えると言うよりはただぼ~っとしていると頭上からこの空間に似つかわしくない音が聞こえる。


ずずぅず~


何かを啜るような音。はて?と音のする方、頭上を見上げると丸い影とその周りに四角い影が二つ


じっとその影を見つめる。影だったものがはっきりと認識できるようになる。丸い木の板に4本の足?四角い布に角の房飾り?


どう見てもちゃぶ台に座布団?


なんで?どう見ても浮いているよな?…そんなものが浮いてるわけがないよな??


色々と考えていると話し声が聞こえてくる。

 

 「そろそろかのぉ~?」


 「そろそろですかねぇ~?」

 

のんびりとした老人の男女の声がする。

遠慮がちに声を掛けてみる。


「あの~すいません…」


「おやおや、やっとおきたようじゃの」


「おきたみたいですねぇ」


そう返事が返ってくるとちゃぶ台と座布団らしきものがゆっくりと下りてくる。


やっぱりちゃぶ台と座布団だった。座布団に真っ白な着物のをまとった老人の男女が座ってお茶を飲んでいた。


いつのまにかもう一枚座布団が増えており、座るように促される。



「気分はどうじゃ?なんともないか?」


「…はぁ…だいじょうぶですけど…いっ…」

弾むよな明るい声で話しを遮られ…


「そうか、そうか…まぁ座って茶でも。菓子もあるぞ?遠慮せんでええ」


俯いたまま背中を丸め座布団に正座で座る。


「そう硬くならないで。正座なんてしんどいでしょうに。足を崩してお座りなさいな」


「はぁ…それではお言葉に甘えて…」


足をくずし胡坐をかいて座る。目の前にお茶が置かれる。きぶんを落ち着けるため一口すする。


「それじゃいいかの?色々と聞きたい事もあるじゃろ」


おじいさんとおばあさんはお茶を一口すすると色々と話始めた…



「ちょっとお願いがあるんじゃが聞いてもらえるかのぉ?」


現状も把握出来ないまま、いきなりお願いされても…


「あのぉ…その前にですねここがどこであなた達は誰なのか知りたいんですけど…」


「すまんすまん。そうじゃったのぉ…いきなりじゃこまるわな」


「そうですよあなた…ほんにせっかちなんですから」


なんちゅうのんびりとした夫婦?年寄りってこんなもんだっけな…なんて考えてると


「まずはここじゃが狭間じゃ。んでわし達は世界の管理人。ん~わかりやすう言うと神さまみたいなもんかの…」


「へっ?え~~??」


ここは神の領域で目の前の老夫婦は神様ってこと??でこんな所になんで俺が?そもそも今の話マジで?


状況の説明をしてもらっても結局は何一つ理解?てか納得できずにぐるぐると考えてると


「そんな驚かんでも…まぁそんなもんじゃと思って納得してくれんかの?」


そんなもんじゃとって…納得できんわい!!


「なんじゃ?納得できんのか?どうすりゃなっとくできるんかいの?」


理解もできん事をどうすりゃ納得って…そんなもん聞かれたってわかるかい!!


「なんか証明できる物とかないんですか?」


「ん~こんなとこでどうじゃろか?」


そう言ってちゃぶ台をこんこんと叩くと台に映し出された地球…再度指先で写し出された地球にタッチでズーム。なんかスマホのアプリ操作みたいだ。

でさらにズームしていって日本。さらにズーム…で住んでいるマンション…自分の部屋と次々と展開されていく。


ぽかぁ~んと口を開け絶句していると、


「こんなとこでどうじゃろ?」


声を掛けられ現実に引き戻される。まだすべて納得したわけではないけど、現実問題こんなもの見せられてすべてが嘘ってこともなかろうと半ば無理やりに納得して


「わかりました…すべて納得ってわけじゃないですが…一応話しだけでも聞きますよ…了承ではなくて一応ですからね?」


「そうかそうか。納得してくれたか。よしよし。」


おい…納得しとらんちゅうとるが…さすがは年寄り。都合のいい解釈なこって…突っ込んでも仕方ない雰囲気ともう面倒になってきたので話しを先に進める。今まではなんとなく目上に対して失礼があってはと思い丁寧に話ていたが、それも面倒になり…


「で、お願いってのはなんすかね?」


ようやく本題に話が進む…なんか疲れた…マジで…

お初お目にかかります。


同時進行で別作品も書いてるので不定期掲載です。

気の向くままの執筆なので支離滅裂な部分もあるかと思いますが暖かく見守ってください。


みなさんの声援が創作意欲の原動力です。


※R15・残虐描写指定については今後あるかもってことで入れてます。

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