拳を殴る
拳を殴る、それ、それは確かに
蹴って消えていった。
それは虚構だとは認識できず
現実だと思い込んだ。
フィクションをノンフィクションと
認識する時点で、程度が知れている。
レトロじみた脳内で判断するのは
危険だ。
そもそも、ヘンテコな存在とは
これ以上関わりたくないという
結論に至った。
心の正常を保つために、
頂点じみた山を壊したくなった。
破壊して叫び、殴り蹴る。
このどうしようもない、
暴力衝動は抑えようが効かず。
生きることを強制する輩に
強く作用させるに至った。
私はそれを認識しない、
空気とすることで、
人生という存在に
死を突きつけた。
毒物と闇で覆う。
幸せや希望的観測は
殺してしまえ!
ならば、この道の先には
真っ暗な闇と悲しみと鬱が
辺りにちりばめられてるだけだった。