表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
戻った家で

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

86/217

見間違い


 『力』はもうどこにも感じられず、おれはジリを見下ろす位置に立っていた。


「何度も家を、・・・この陸を出て行こうって思ってたよ。でも、少しだけ、また、沼に行ったときみたいに、・・・心配するんじゃねえかって・・・」


 沼から戻ったあの時。サーナとワッカが家に引き上げたら、ジリはいきなりおれの頭を抱えて頭突きをした。痛くて泣きそうになったけど、離れる一瞬にみえたジリの顔がそれを引っ込めさせた。


「あれも・・・、見間違いだ、な。あんたは、カエルからおれが、《テング》に助けられたって聞いて、それで、怒ってたんだ。それだけだ」


 見下ろしたジリがにじんで、たまった水はそこへ落ちる。


「・・・フッタ・・」

 そのかすれた声は本当に年寄りだった。


 腕で顔をこすり、窓の下の荷物をつかむ。

「 ―― これを取りに来たんだ。サーナに言いには行かない。このままおれは出る」


 袋を担ぐと足が止められた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ