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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
戻った家で

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82/217

何も言わない

 

 ざあっと体の中を何かが駆ける。


「・・・・わかってたんだな?おれがサーナに持って行くってわかって」

 梯子の残りを上りきる。



『謝っておいてくれ』



「あれは、石のことだったのかよ?」

 合っていたジリの目は正面の壁へ逸れた。



『船が一艘なくなっているのを見つけて』



「なんで、何も教えてくれなかったんだよ」

 まんまえに立ってもこっちを見ない。

「何とか言えよ!黙ってないで!」


 これじゃあ、いつもと同じじゃないかよ。



『黙ってないで!答えてよ!』

 急にワッカの声が叫んだ。



「あれは、《ワッカの親父の石》で、それをおれがサーナに持って行くって、わかってて、なんで、どうして?どうして、あんたはなにも言わなかったんだよ!」

 おれは、馬鹿みたいに肩で息をしている。



   何も言わなかった。


 

       おれもワッカに。




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