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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
※※※

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77/217

※※※ がっかり

 

  ※  ※  ※

 

 


 


 「ほうら、これが海だ。いや、海の一部なんだが・・・これの『真ん中』か。よくそんなことを考えついたな」

 フッタを抱えて飛ぶエンが上を仰ぐ


「そうだな。残念だが『真ん中』のことは書物に記されていなかった。ただ、願いが叶うという『実』については、ほんの少し」


「あったのか?」

 子供は身にまとった白い布を蹴飛ばすようにはしゃいだ。

「暴れるな。落とすぞ」


「あった、のではないが、そういう言い伝えの『木』があるという記述はあった」

「どこに?」

「それはわからない」


 サザナの答えにフッタはがっかりする。


「そのうちにみつかるかもしれないのだから、そう気を落とすな」


 エンが慰めると顔を上げた。

「だって、すぐがいいんだ」

「なぜ?」


 ざあああっと海から風がわたる。


「とにかくこれで一度引き上げるぞ」

 風がきらいなエンがすぐに反転した。





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