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それは魚の腹から
「フッタ、何か落ちたよ」
サーナはその革袋を覚えていないようだ。
「うん・・・・・なんかさ、今日採った魚の腹から出てきたんだってジリが」
でも、どうせ贈ろうと思ってたんだ。
でてゆく前、サーナにこの石を。
・・・すごくうれしくて羽があるヒトの話をワッカにそっとしたら
まだよく回らない口なのに、
『ええ、だめだお。テングってみんなきらい―― 』
「魚の腹?身はまだジリが干してるのかい?どれ、何がでてきたのさ?」
――― きらいなんだお。 でもね、これきれーい』
その白い羽をつまんで大事そうに服にしまって
『ぼくもこんろあいたいなあ』
って・・・
きゃああああああああああああああ




