食事は楽しく
「ねえ、その話は後じゃぁだめなの?」
サーナが笑い、「そうだね。こぼれたのも拭かないと」拭くものを取りに行く。
おれは小さく息をつき、ワッカを見た。
「ワッカ、後で話がある」
不安げな顔に皺を寄せて青い目が見返す。
「ぼく、何もしてないよ」
「わかってる。いいから後でだ」
それからサーナもテーブルに着き『その話』は後になった。
おれたちは、というより、おれは久しぶりに楽しく飯を食べた。
「もう食えない」
また足した皿をさしだすサーナにいうと、そお?と言ってそれをワッカの前に置いた。
「じゃあ、お茶だね」空になった鍋を楽しそうに抱えて立った。
「ねえフッタ本当にいらないの?」
隣でその皿にてをだすワッカが聞いてきた。
「いいから食えよ。ほらきちんと噛んで食べろって」
言ったのに、その具は飲み込まれるように皿から消えた。
「 ああ、おいしかった。 でもさあ、今日の魚残念だなあ。あんなに大きければすごい沢山分け前があったと思うのに」
まだ口を動かしながら次の食べ物のことを考えられるのが、ワッカのすごいところだ。




