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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
※※※

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43/217

※※※ 不思議な実

 わかるか?と聞かれた子供は口をあけて首を振った。


「もうカニの巣には行くなということだ」


「カニ?あそこは、海じゃあないの?」

 子供が泣きそうな顔でエンに聞いた。


「海は、もっと南の方向だったな。なんだ?海に行こうと思ったのか?」


 こどもは答える代わりに顔をゆがめた。


「わ、待て。さっきみたいな声をだすつもりならやめるんだ。海ならわたしが連れてゆこう。翼がちゃんと乾いたらな。でも、何をするつもりなんだ?あんな所で?」


 子供は半端に泣いた顔で震える声を出した。

「願いが叶う不思議な《実》があるって。 ・・・海の真ん中にある木の《実》を食べると。ちゃんと『力』がつくかもしれないって」


「海の真ん中?」


 子供が力強くうなずいた。


「真ん中とは、どこだ?」


「あんたたち飛べるなら知ってるんじゃないのか?連れてってくれよ」


「あんたたちではない。わたしはエン。こっちはサザナだ。お前は?」


 子供はまた不安げな顔になり、少し間があいてから小さな声で答えた。



  「・・・フッタ」



 エンがたまらないように笑顔をこぼし、サザナを見やった。


「よい名だ。さあフッタ、とりあえずカエルに会うとしよう」


 さっきからフッタがずっと気にしていた家のドアに手をかけた。





  ※    ※    ※



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