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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
幼なじみ

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いつ 言うか


 ワッカとは兄弟同様に育った。あいつの母親がおれの母親代わりだから、本当はもっと会いに行くべきなのかもしれないけれど、それが出来ない。


 ワッカも母親のサーナも嫌いなわけじゃあない。

 でも、あそこはなんだか落ち着かない。


 

 いつ、言おうか・・・。ここを出て行くって。


 また振り返って笑ったワッカをそれ以上見ているのが嫌になり、続きを歩き始めた。



 年は同じはずなのにいつも後をついて来るあいつをうっとうしいと思って、何度も撒いたことがある。ほんと、何年経ってもワッカは変わらないんだ。

 少し心配になるけど、そんなワッカにだけ言えることもたくさんあった。


 カエルの家に一緒に行ったこともあるし、エンたちのことも話した。

 さすがにそれが《テング》と呼ばれる翼のあるヒトのことだとわかると、おれよりずっとあとまで回らなかった口で、『ええ、だめだお。《テング》はみんなきらいなんだお』なんてぬかした。


 だからおれはワッカをあいつらに会わせたことはないし、ワッカもあいつらの話はしない。



 ただ、一度だけ、「ねえフッタ、《テング》がもっとちがうカタチだったらさ、ヒトと仲良くなれたかもね」そう言って少し笑ったことがある。


 


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