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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
幼なじみ

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30/217

ワッカ



  「フッター!」


 カエルの家から出て森の中を歩くおれを後ろから呼ぶ声がした。

 振り向かずに一気に走り出す。


「おーい!待ってよ!」


 その声で突然足が動かなくなり、そのままの体勢で顔から転んだ。


「ってえなあ!」顔と頭についた落ち葉を払って怒鳴ったら、ワッカが丸い体を左右に揺らしながらやって来た。


「『待って』って言うのに走り出すからだよ」

 ぜえぜえ息をつき、手を差し出す。

 


《ヒト》はみんな、こんなふうに手をつかわずに、とめたいものを『とめ』、動かしたいものを『動かせる』みえない『力』を持っている。

 


 ――― おれ以外はみんな。




「フッタは足が速いからさあ」

「だからって『力』で《止める》ことねえだろ」

 ぷよぷよしたその手を思い切りはたいてやる。

「いっつも楽な方ばっかり選ぶなよ」


 睨んだのにあいては悪気もなくいつものように笑う。

「ごめん」

 また出された手をしかたなくつかんで立ち上がると、「あれ?」と顔をのぞきこんできた。



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