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守られて?
「フッタ」
開いたでかい口をそれ以上見たくなかった。
「もういいよ。あんたはおれが子供だと思うからそんなこと言うんだろ?」
表情の無いその目は動かない。
「フッタ、はっきり言おう。お前は自分で考えてるほど大人じゃない。この十四年間お前はずっと守られてきた」
「『守られて』?ジリに?あんた、おれが狩に連れ出されて何度死にそうになったか知ってて言ってんのか?」
溺れた川。追いかけてくる動物。
「死にそうになっても今ここにいるだろう。お前が今ここに生きているその事実を考えるんだな」
話は終わったというように、カエルは手元の本を開いた。




