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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
※※ はじまり

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217/217

※※ 王子とヒトと 手の暖かさと

ここで終わりです。ありがとうございます



     ※     ※




     


  「わ、ごめん」


 いきなり黒い影とぶつかり相手が私を支えた。

 王子を予想して見上げた顔は


「大丈夫か?って、あ」


 王子ではなく、


「お前、エンだろ?」

 私に笑いかけるのは翼の無い『ヒト』だった。


「な、何故わたしの名を?」

 わたしの問いにそのヒトは笑った。


「おい、もう引き上げるぞ。わたしに会うとやっかいだ」

 向こうからまた黒い影が現れ

「お、王子?」にしては、少し成長している?


 だがその背には四つの黒い翼。


「サザナ、エンだぞ」

 ヒトの言葉に王子がわたしを見た。


 わたしはこのひとの冷たい目が苦手でいつもそらしてしまうのに、


「ああ、エンだな」


 わたしの名を出すその顔に見入ってしまった。


「な、何故、王子がヒトといるのです?」

 それをごまかすようにたずねると、驚いたことにヒトと顔を見合わせて、二人で笑った。


「そのうちわかる。お前はそのうち」

「おい、もう止めておけ。せっかく王に会った意味がない」王子も笑い、「今日見たことはお前の胸にしまっておいてくれ」

 あの王子が、わたしに笑いかけた。


「さ、ゆくぞ」歩き出したのに、ヒトだけ急に振り返って戻ってくると、いきなりわたしの手を取った。


 「 知ってほしいんだ。 ――― ヒトの手も、テングの手も暖かいことを 」


 わたちたちにはできないほどの笑みをつくり、ヒトは去った。





 わたしはこの頃考える。


 あの、《時間の穴》を通って、王が話していた、ヒトとつながりがあった時をのぞいてみようかと。

 



               この手がまだ、暖かさを覚えているうちに。


                 






目をとめてくださったかた、おつきあいくださったかた、ありがとうございました!

またながくなってしまって申し訳ないです、、、。ずいぶんまえにかいて、もうこういうのはかけないとあらためておもいました。。。。

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