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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
別れ

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213/217

計画変更








 おれがドアを開けたときには、フッタの最後の声が風に消される寸前で、外の壁にへばりついたジリは


「 ふううううったああああ! 」


 手を離したところを危うく捕まえた。



 どうにか中に引きずり込んだその顔は、何の水だかわからないものでぐちゃぐちゃで

「ほら、顔拭いて」

 座ったままで反応もなくて、何かが抜けちまったみたいだ。


「しっかりしろよ。ジリ!」

 前に立ちその姿を改めて見下ろしたら

「ひでえな。髭も髪も・・・」

 おれはしゃがんで白いものが目立つそれをなでつけてやる。

 

 昨日はとにかく計画を成功させることと、幼い自分の言動に気を取られていて、長老の家からの道すがら、肩を寄せ《計画》の変更を伝えるだけで精一杯だった。


 カエルの記したものでは、おれが登場したあの場面からは、本当はジリが皆を煽って動かすことになっていた。子供を取るって宣告されちまうんだ。当たり前の行動だろう。


 ところが、おれが間違ってエンの翼を傷つけてしまったところから、計画は変更せざる得ないものになった。

 おれがエンを傷つけるなんて、カエルの記したものには無かったからだ。


 焦ったおれはエンを拾って巣に行き、本当の計画では《ヒトとテングの対面》で、サザナと一緒に登場してジリに返されるはずだったのが一人での登場となった。



   カエルいわく、記されていない現実がおこった。




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