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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
別れ

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210/217


 何度か上を旋回すると、岩に刺さった船からぎぎぎぐ、とおかしな音がし始めて、ばらばらと岩が落ちて煙が上がる。


「すげえ・・・」

 これを、動かせる?



 船のドアを開けたときのような音が響き渡り、銀色のその体から突き出た部分が生き物のようにカタチを変えると、そこから青い何かがごっと噴き出した。山が揺れ、空もしびれている。

 森に残っていた動物も騒ぎ出した。カニは沼へ戻ったのか?


 岩がゆっくり割れ、巨大な塊となって落ち、白く巻き上がる煙の中尖った船の先が、がくんと落ち

「危ない!」

 でもそれは、船が真っ直ぐになっただけのことだ。


 しゅううごっ、と船が音を吐き、がらがらと岩が崩れゆき


「離れた!」


 ものすごい熱い風が下から巻き起こってサザナがさらに上へ飛ぶ。


 岩山から離れた船はもうもうとした煙の中、傾きだした日を返し、その場でゆっくり向きを変える。

 山から抜けた体も尖っていたから、船はまるで槍の刃のようだ。ぎらりと返された光に目をつぶる。


 空のしびれは収まり、静かな低いうなりが始まった。


「どこも、潰れていないのか・・・。ヒトは、恐ろしいものを作る」

 サザナのつぶやき。




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