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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
別れ

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207/217

頼んだぜ


「みんな、そろそろ行くぞ」

 いきなりヤシナが号令を出すが、その顔は今にも泣きそうで、自分だってすぐに動こうとはしない。横にくっついたワッカが何かを言いたそうにおれを見てる。


「ワッカ」

 そんな奴に、言いたかったことがあるのを思い出して勢い良く駆け寄った。

「おれ、お前と《兄弟》でよかった。この先もよろしくな」

 肩に顔を寄せて言い、パンと背中を叩いて離れた。


 ワッカはもう泣いていなくて、泣きそうなヤシナの方が幼く見える。

「おい、頼んだぜ」

 おれはそんなおれの腕を叩く。


「任せろ」

 奴は泣きそうなのをこらえた赤い目で俺を見て、そして、おれたちは初めて笑い合った。



 周りではサーナやヨクニや何人かのヒトが涙を流していて、テングたちも悲しそうな顔で、「じゃあ、行くよ」何故かおれは一人だけ楽しそうだ。


 サザナが前に出る。

「では、わたしがしっかり送り届けよう」


「よし、皆は『力』を合わせて新しい陸を目指すんだ。さあ、行くぞ!」

 ヤシナの声に紛れておれたちはそこを後にする。



 銀色の硬いドアが閉まる瞬間、こちらを向いて立ち尽くすジリが見えた。



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