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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
※※※ ※※

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200/217

※※ もらいにきた者


「 景色を見せたら連れて行ってくれ」

 ジリはもうこちらを見ない。きっと二人で確認したのだ。この子なら大丈夫だと。


「わかった」

 わたしは腕に納まった小さな生き物を見てうなずき、外に出た。

 



 むこうの空。

 


 

 青い中に浮いたそれは、なにか白いものが集まった点だった。点はみる間にばらけ、音もなくどんどんと近付いてくるのから、目が離せない。


 白い点がひとつひとつ確認できるほどの大きさになると、その白い翼も確認できた。

 羽ばたきの音が近づくと、あっと思う間もなくそれらが頭上を飛び交いはじめる。

 見上げればかなりの数。

 それらの黒い影に捕らわれたように動けなくなる。


 ひとつの大きなはばたきが上をまわる輪からはずれ、激しい音と風をおこしながら、落ちてきた。


 それから自分をかばうように上げていた腕を戻すと、まだあたりを舞う羽の向こうで、そいつが言った。



    「もらいにきたぞ。赤ん坊を」



  それは、時間をとんで『昔』から来た、わたしだった。

 





     ※     ※


 



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