表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
カエルとフッタ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/217

『変えるなら今のうち』


「・・・特にサザナとエンは。 ――― 好きなときに、好きなところに出られる」


「まあ、たしかにいつもいきなり空から現れるな」

 あれには驚く。


「 さらにヒトと年の加わり方が異なる。ヒトは、昔よりも更に早くなったようだ。やつらは遅い。結果、ヒトよりもはるかに長く生きられる」


「初めて会ったときから変わらねえもんな。あいつらも、あんたも。あんたはなんで」


「で、行くのか?」


 聞こうとしたことを断ち切られ、『テング』にも聞かれたことをまた確認される。


「行くってずっと言ってるだろ?」


 『テング』のエンとサザナ。そしてこのカエルには、おれはここを出ると、ずっと言い続けていた。



「気を変えるなら今のうちだぞ」 眼鏡越しにぎょろりと動く黒目。


「行くって!」



 起き上がったおれを楽しそうに眺めてから、机を離れて本棚の前にカエルが立つ。



 くそぅ、最後までこいつに試されているみたいだ。

 机の上でゆれるろうそくの火をみながら、おれがここで口にする言葉は、いつもこいつに突き返される。


『そうなのか?』『それでいいのか?』『よく考えろ』。


 まったくいつまでも子供扱いで腹が立つ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ