表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/217

空から


     あった。   何かが浮いている。


        


 

 青い中に浮いたそれは、なにか白いものが集まった点だった。点はみる間にばらけ、音もなくどんどんと近付いてくるのから、目が離せない。


 白い点がひとつひとつ確認できるほどの大きさになると、その白い翼も確認できた。

 羽ばたきの音が近づくと、あっと思う間もなくそれらが頭上を飛び交いはじめる。

 見上げればかなりの数。


 それらの黒い影に捕らわれたように動けなくなる。



 ひとつの大きなはばたきが上をまわる輪からはずれ、激しい音と風をおこしながら、落ちてきた。

 

 自分をかばうように上げていた腕を戻すと、まだあたりを舞う羽の向こうで、そいつが言った。





「もらいにきたぞ。赤ん坊を」







 ――――― ※※ ―――――



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ