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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
テングの巣

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171/217

それはダメ


「ヒトの長よ、他に何か言うことはないか?」

 ヒトの思い違いを改め、思い上がりを省みさせたのはきっとこいつで、そのカエルは、まだヨクニに何かを言わせようとしている。


「ああ、その、―― ジリと、フッタの罪について、・・・今一度、考え直していただけないかと思っております」

 長老が改めて頭を下げた。


  「そりゃあ、ダメ」


 いきなり答えたのはヤシナだった。


 驚いたヨクニが指をさした。

「何言ってる、そうすれば、おまえだってこんなに永くジリと離れることもなくなるだろうが」


「いや、おれ、そんなに離れてないからさ」

 ヤシナはヒト達皆を見回すように笑いかけると、また右と左におれとジリを抱え、

「ほら、一緒にいるだろ?」

 と笑った。

 



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