表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
テングの巣

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

168/217

始まった裁き


「 ―― なんだよ?迷惑そうな顔して」 おれを見たヤシナが頭を小突く。



「これより、裁きをはじめる!」

 大声でカエルが宣言し、赤い布を肩に巻いた。


「皆座れ。疲れるぞ」

 王が組んだ足に肘をのせてため息を漏らした。


 だがヒトは座らない。

 カエルは無表情に王を振り返ったままで何かを待っている。


「あ、そうか、うん、始めていいぞ」

 王はつまらなさそうにうなずいた。


「ではヒトの長よ、前へ!」

 ヒトの間から長老がよたりと出る。

 ワッカがすぐに手を貸してやり、ヒトの塊の前に出た。


 おれは少し心配になる。長老の具合じゃあなくて、これから何を言うのか。


「 空を、 ―― 生まれて初めて飛んだもので、少しばかり腰がしっかりいたしません。お許しを」 しっかりとした声をだし、ゆっくりと体を折った。


 カエルがあの赤い布をとりだし、ヒトとサザナが対面した時のことを思い出す。ずいぶん昔のような気がするが、あれは昨日の出来事だ。


「おお、それはいかん。カエル、早く座らせてやれ」


「いえ、ヒトの長として立ってお話をいたします」

 その態度を見て、心配した事が的中してしまった気がした。



 だめだ。 繰り返したら。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ