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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
テングの巣

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163/217

やっと謝る



 巣に降り立つと、エンに良く似た、でも違う顔の白いテングがたくさん出迎えて、なぜだかおれは皆に抱きしめられた。

「や、やめてくれよ。」

 それでも奴らは笑っていてやめてはくれない。

 皆が、かわいいなあ、ヤシナよ、と後ろにいる奴に同意を求める。


「うるせえな。嫌がってるだろ?」

 なぜか奴が照れたように赤くなる。



 降り立ったのは中腹の穴で、暗く細い道をずっと進んでゆくと、薄い光が降り注ぎ、赤い色があふれる水辺に出た。


 山の中に水?しかもその赤は・・・

「・・よろこびの花・・だよなぁ・・」


 水辺にはさらにたくさんの白いテングがいて一斉にこっちを見た。


「皆フッタを歓迎している」

 後ろに立ったサザナがささやくような声でいう。


「違うよ。ヤシナだろ?なあ、・・・みんなは?」

 見上げるとはるか上のほうには穴が開き、青い空と光があった。


「無事だ。皆初めて飛んだせいか、おとなしく待っているようだな」


「そっか。あのさ、」

 突然立ち止まったおれにヤシナが「ほれ、ちゃんと言えよ」肩を叩く。

「 うるせえな。 サザナ、あのさ、ごめんな。エンのこととか、・・・おれが、悪いんだ・・・。それに、ヒトを代表して謝るよ。ほんと、ごめん。・・・エンは、どうしてる?」

 ここまでサザナの顔を見ないようにしていたが、やっとその顔を見上げる。



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