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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
カニが来る

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157/217

来るぞ!

「来るぞ!フッタ!それをよこせ!」

 ヤシナがおれから袋を取り上げ、もどかしげに中から酒のビンを取り出す。


 おれは、集めた矢を燃やすつもりで、この火がよくつく酒をかくしもって来ていた。

『燃やすぞ』とおどし、ここでいま一番『力』があり、《戦いを指揮する》ヤシナに、どうにかして、カニの話も聞いてもらうつもりで。


 でも遅かった。


 ぬらりとしたカニの足の先が木々の中で揺れている。


「フッタ!お前、この袋を破って矢に巻きつけろ。いいか?」

 言いながら頭の布をとり引き裂き始めたヤシナは、おれからとりあげた酒ビンにそれを漬けてから。槍にまきつけた。


「フッタ!」

 おれを呼んだジリはいつのまにか足元にランプを並べ、傘を取って炎を調節している。

「早くしろ!」

 おれはあわてていわれたとおり袋の布を破る。


 ヤシナが手にした槍に、ジリがランプの炎を移す。先から半分がいっきに燃えた。

 


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