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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
カニが来る

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155/217

湧き出た


 さっと手が動き、おれは殴られるかと思って身を縮める。



  「女ども子供を抱け!男は隣の奴の手をつかめ!絶対に離すなあ!」


 突然振り上げられた手と怒鳴り声の命令に、皆がぎくりとして言われたままにするのがわかった。



 そして ―――


        「いそげ!早くメスから運べ!」

 

  叫び声とともにいきなり空に湧き出たのはサザナだ。



 きゃあ!と悲鳴があがり、おお!とうろたえる声が上がる。

 翼の音がして風がおこり、湧き出た《テング》達が、子供を抱いたカミサンに白い腕をのばしてゆく。悲鳴をあげながら、カミサンとこどもたちが次々とうきあがってゆく。


「みんな皆抵抗するな!よく聞け!時間がない!あばれると落とされるぞ!テングはそれほど力がないんだ!無理して飛んでいる! お前らを助けるために!」

 上に向かって叫んだヤシナが森の向こうに目をやり、顔を歪める。


なにかの匂いが風に乗って漂ってきた。


「ちっ、もうきやがる。子供を離すなよ!」



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