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カエル シルス フッタ ノ ハナシ  作者: ぽすしち
準備

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136/217

引っ越す先は


「ああ、それは悪い。ジリもお前も確かに久しぶりの再会を喜びたいだろうけど、まだ早いだろ? だって《テング》との戦いが始まったんだぞ。あいつらがまた、いつやってくるかわからないんだ。おれたちは決着をつけねばならないぞ」


「いや、あいつらから来ないだろ?戦うための道具なんか持ってないし。あっ!そうだ。おれ、うっかりしてたよ。 ――― 道具はあるんだ。あいつらのところには。『硬いモノ』が」


「そんなもの、」


 言いかけたおれを振り返ってヤシナが続けた。

「巣に刺さったあの『船』には、そういうものがたくさんあったなあ。 長くて細くて鋭い刃とかな。あれは、よく切れそうだった」


「そんなもの、あいつら使わねえよ」


 奴は睨んだおれに微笑みかけながら、外のざわめきを確認してさらにつけくわえた。

「 ―― あの刃を取り上げておかないと、安心できないかもな」

 おおう、っと下から賛同の声。


「ヤシナ、なに言ってんだよ?」


 おれと目をあわせたままの男はさらにわらった。

「あと、おれ、思ったんだけどさ」

 腕を組み窓の下に話しかける。


 おれはやっと気付いた。

 ヤシナは今思いついたことを口にしているのではなくて、よく考えぬいたことを集まったみんなに提案しているんだ。



 「 みんなで引っ越せばいいんじゃないかな?  ―― テングの巣に 」



「なんだって!?」

 おれだけじゃなく下からもうろたえた声があがる。



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